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国税庁や税務署を装う迷惑メールがしつこい!開いてしまった時の対処法を解説

「【国税庁重要なお知らせ】」「【重要】税金未納に関する重要なお知らせ」などの件名で国税庁や税務署を装った偽メールが多発しています。

トレンドマイクロは2025年4月1日時点で、当該メールが送信されていることを確認しています。

このようなメールは個人情報や金銭を盗む目的である可能性が高く、本記事を参考に被害にあわないように対策しましょう。

※本記事は2025年4月17日時点の情報を基に作成しています。

国税庁や税務署を装う迷惑メールに注意!事例を解説

以下の件名で国税庁や税務署を装う偽のメールが届き、メール内のURLから未納の所得税を支払うように促されます。

確認されている偽メールの件名

【国税庁重要なお知らせ】
【e-Tax】国税電子申告、納税システム
【重要】税金未納に関する重要なお知らせ
※上記以外の件名が使われる場合もあります。

しかしメール内のURLは国税庁や税務署をかたる偽サイトです。

偽サイト上で個人情報などを入力すると、悪意のある第三者によってその情報が盗まれてしまい、最終的に金銭的な被害にあう可能性があります。

偽サイトかどうか疑わしい場合は以下の情報を求められても絶対に入力しないでください。

  • お客さま番号やマイナンバー、ログインパスワード
  • クレジットカード番号やカード有効期限
  • 生年月日
  • 電話番号

このように特定の行政機関や企業、サービスを装った偽サイトを使い、個人情報などを盗む手口のことを「フィッシング詐欺」と呼びます。

緊急のトラブルなどを装って、個人情報の入力を促すメールやSMS(ショートメッセージ)、Webサイトには注意しましょう。

以下の記事でフィッシング詐欺の事例や対処法を確認してください。

【関連記事】

国税庁や税務署を装うしつこい迷惑メールの受信を防ぐ対策

しつこい迷惑メールの受信を防ぐためには以下の対策があります。

フィッシングメールやウイルスメールを放置していると、誤って開いてしまう可能性があるためすぐに削除しましょう。
以下の記事で放置したときの危険性をより詳しく解説しています。

【関連記事】

メールアプリの迷惑メール対策機能を使用する

メールアプリには、特定の差出人からのメールや特定のキーワードを含むメールを、自動的に別のフォルダに振り分けるフィルター機能が搭載されていることが多いです。

迷惑メールのフィルターを設定する方法は、デバイスやメールサービスによって異なるため、以下を参考にして各設定を試してください。

携帯キャリアやインターネットサービスプロバイダのフィルター設定をする

携帯キャリアやインターネットサービスプロバイダのメールアドレスを使用している場合は、フィルター設定や受信拒否などで迷惑メールの受信を防げます。

具体的な設定方法は各携帯キャリアやプロバイダのWebサイトを参照してください。

セキュリティ対策ソフトの迷惑メール対策機能を使用する

セキュリティ対策ソフトには、迷惑メールの振り分け機能を搭載する製品があります。

例えばウイルスバスター クラウドには、フィッシングサイトのURLが含まれるメールを検出し、メールソフト内の迷惑メールフォルダに自動で振り分ける「迷惑メール対策ツールバー(Outlook メールクライアント向け)」と、「詐欺メール対策機能 (Gmail / Outlook.com / Yahoo!メール向け)」があります。

また、Windows版では、テキストだけではなく、画像形式の迷惑メールも検知して振り分けることが可能です。

本記事で紹介した迷惑メール対策と併せて、ウイルスバスター モバイルの「Web脅威対策」機能をお使いいただくことで、迷惑メールやSMS内のフィッシングサイトへのアクセスをブロックすることが可能です。

ウイルスバスターモバイルの主な機能※クリックして開く

[主な機能]※全ての機能一覧はこちら
①Web脅威対策
②不正アプリ対策(Androidのみ)
③SMSスキャン

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①Web脅威対策
②不正アプリ対策(Android)
③SMSスキャン(Android)
④SMSスキャン(iOS)

ウイルスバスター モバイル(iOS/iPadOS/Android)無料体験版

国税庁や税務署を装う迷惑メールを開いたらどうなる?

メールを開くだけでは、金銭や個人情報が盗まれたり、ウイルスなどの不正プログラムに感染したりする可能性は低いです。

しかし、URLから誘導された偽サイト上でクレジットカード番号やアカウント情報を入力すると、それらの情報を盗まれる可能性が高いです。

ここでは実際に国税庁を装ったメールを受信し金銭被害にあうまでの流れを解説します。

(1)偽サイトに移動し、個人情報の入力を求められる

メール内のURLをクリックすると、国税庁を装った偽サイトが表示されます。

ここで本人情報の確認(メールアドレスまたは携帯電話番号、名前)を入力すると、これらの情報が盗まれます。

偽サイトには不自然な日本語や文字化け、デザインの乱れなどの不審な点があります。

しかし、最近は本物そっくりに作られているケースが多く、偽サイトかどうかを完璧に見分けることは困難です。

(2)請求先やカード情報などの入力を求められる

次のページでは、Vプリカの発行コードなどの入力を求められます。
※上記以外の支払い方法が求められる場合もあります。

国税庁や税務署を装う迷惑メールを開いてしまったときの対処法

偽サイトにだまされたことが疑われる場合、そのときの状況別に必要な事後対処は、以下のように異なります。

迷惑メールを開いてしまった場合

不審なメールやSMSを受信した、もしくは開いただけでは、被害につながる可能性は高くありません。

ただし、HTMLメールの場合は開いただけで不正なプログラムが実行されることがあるため、不審なメールやメッセージは開かないようにしましょう。

※HTMLメール=メール内への画像や動画の挿入や、文字のフォントや色などを自由に調節することが可能なメール

迷惑メールを開いてしまったときの詳しい対処法は以下の記事でも紹介しています。

【関連記事】

迷惑メールのURLを開いてしまった場合

偽サイトを開いただけでは、個人情報や金銭が盗まれることはありません。

しかし、クレジットカードの番号や暗証番号などの金銭に関わる情報や個人情報などを入力してしまうと盗まれる危険性があります。
あやしいサイトを開いてしまった場合は、何もせずサイトを閉じましょう。

URLを開いた際の対処法を以下の記事でも詳しく解説しています。

【関連記事】

万が一偽サイトに情報を入力した場合は、入力内容に応じて対応が必要です。
以下の記事を参考にして対処してください。

【関連記事】

国税庁や税務署を装う迷惑メールの受信を未然に防ぐ方法

悪意のある迷惑メールから身を守るために、以下のような習慣をつけましょう。

セキュリティ対策ソフトを使用する

セキュリティ対策ソフトには、あやしいメールの詐欺チェックや、不正Webサイトへのアクセス防止の機能を備えたものもあります。

トレンドマイクロ 詐欺バスター(iOS/Android)

トレンドマイクロ 詐欺バスターで偽サイトをブロック!】

トレンドマイクロ 詐欺バスターはネット詐欺や詐欺電話をブロックする詐欺対策専用アプリです。

個人情報や金銭を狙うフィッシングサイトや、不正アプリをダウンロードさせるサイトなどの、不正なサイトへのアクセスをブロックします。

※ iOS・iPadOSではSafariのみ対応

以下のアプリストアより、無料でインストールしましょう。

QRコードからアプリをインストールする

トレンドマイクロ 詐欺バスターのその他の機能(クリックして詳しく見る)
詐欺メッセージ対策

詐欺の可能性があるメッセージをSMSフィルタで識別し、迷惑メッセージフォルダに自動で振り分けます。

詐欺チェック(生成AIによる詐欺判定)

怪しいWebサイトやテキストメッセージ、オンライン広告をスクリーンショットで撮影し、その写真をアプリに送信すると、詐欺の可能性がないか、AIがチェックします。

詐欺電話対策

発信および着信時に特殊詐欺の疑いがある場合は画面上に警告を表示します。ブロック設定を有効にすることで、発着信の自動的な切電も可能です。

※iPadOSでは詐欺電話対策はご利用いただけません。iOSでは発信時のブロック(自動的な切電)はご利用いただけません。

ディープフェイクスキャン(ベータ版)

ビデオ通話やライブ配信において、ディープフェイクによるなりすましの可能性がある際は警告を表示します。LINE、Instagramなどの、ビデオ通話機能やライブ配信機能があるアプリ各種でご利用いただけます。

詐欺バスターの詳しい説明はこちら

トレンドマイクロ 詐欺バスター3台版はご自身とご家族のスマートフォンで、最大3台までご利用いただけます。

※同居の家族もしくは同居していない親と子

大切な人を詐欺被害から守るために、家族で一緒に対策を始めませんか?

メールの内容について公式サイトの案内を確認する

国税庁や税務署を装うメールが届いたら、すぐにメール内の指示に従わず、国税庁や税務署の公式サイトで注意喚起が出ていないか確認しましょう。

【参考情報】
e-Tax|税務署をかたる不審メールにご注意ください。
国税庁|不審なメールや電話にご注意ください

あやしいメールそのものや、本文中のURL、添付ファイルは開かない

まず、あやしいメールを受け取っても開封しないようにしましょう。
もしあやしいメールを誤って開封してしまった場合でも、添付のURLやファイルはクリックしないでください。

すでにクリックをしてしまった際の対処法は、以下の記事を参考にしてください。

【関連記事】

メールアドレスを変更する

しつこく迷惑メールが届く場合は、メールアドレスを変更することで受信を防ぐことができます。
ただし、変更を検討する際は以下を留意してください。

  • Webサービスのアカウントなどに登録しているメールアドレスを変更する必要がある
  • 新しいメールアドレスを家族や友人などに連絡する必要がある
  • 過去のメールを新しいメールアドレスに転送しておかないと、探すのが手間になる

新たに作成するメールアドレスは、英字(アルファベット)や数字、記号を組み合わせ、文字数が多く推測されないように設定するのがおすすめです。

国税庁や税務署を装うしつこい迷惑メールは迷惑メール対策機能でブロックしよう

国税庁や税務署を装う迷惑メールのURLを開いて個人情報などを入力してしまうと、金銭的な被害にあう可能性があります。

最近の偽サイトは本物そっくりに作られているケースが多く、完璧に見分けることは困難です。
本記事に記載の迷惑メール対策機能を使用して、被害にあわないように対策をしましょう。

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