
令和7年におけるインターネットやSNSを悪用した犯罪は深刻化しています。
本記事では、警察庁が発表した令和7年におけるフィッシング詐欺、特殊詐欺、SNS型投資・ロマンス詐欺、生成AIを悪用した詐欺などの被害状況や最近の傾向を紹介します。
出典:警察庁|令和7年における サイバー空間をめぐる脅威の情勢等について
詐欺の被害状況まとめ(令和7年)
下記に主な被害状況をまとめています。
- フィッシング詐欺
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・報告件数は245万4,297件で、前年比42%増
- 特殊詐欺
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・被害額、認知件数ともに過去最悪
・インターネットバンキングを利用した被害が増加 - SNS型投資・ロマンス詐欺
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・被害額は約1,827億円で昨年を大きく上回った
- フィッシングサイトによる詐欺
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・報告件数は103万3,675件で、令和2年と比較すると約54倍
- 生成AIを悪用した詐欺
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・フィッシングサイトの作成や画像加工の際に生成AIを悪用した犯罪が発生
- 闇バイト募集の増加
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・令和7年には14,000件以上の募集情報が確認されており、実際に応募した若者らによる凶悪な事件が深刻化
フィッシング詐欺の被害状況
実在する企業やサービスなどを装い、個人情報や金銭をだまし取るフィッシング詐欺の被害は増加傾向にあります。
令和7年の報告件数は245万件を超えており、例年と比較しても右肩上がりです。
だまし取られた個人情報はインターネットバンキングを悪用した不正送金やクレジットカードの不正利用へとつながっています。
特に、インターネットバンキングを悪用した不正送金被害は深刻化しています。
発生件数4,747件、被害総額は約104億円に上り、その手口の約9割がフィッシング詐欺によるものです。

出典:警察庁|令和7年における サイバー空間をめぐる脅威の情勢等について
また、クレジットカードの不正利用被害額は昨年と同様500億円を超える高い水準で推移しています。報告件数は昨年を大幅に上回り急増しています。

出典:警察庁|令和7年における サイバー空間をめぐる脅威の情勢等について
他にも証券会社をかたるフィッシングメールや、証券口座への不正アクセスが急増しており、特に4月から5月にかけて被害が集中しました。

出典:警察庁|令和7年における サイバー空間をめぐる脅威の情勢等について
特殊詐欺の被害状況
令和7年における特殊詐欺の被害額、認知件数は過去最悪の数値を記録しました。

出典:警察庁|令和7年における サイバー空間をめぐる脅威の情勢等について
特殊詐欺被害のうち、インターネットバンキングを利用した振込型被害が急増しており、被害額は全体の約6割を占めています。
そのほかにパソコンでインターネットを閲覧中に突然「ウイルスに感染した」という嘘の警告画面や音を出して不安をあおり、サポート窓口を装って金銭をだまし取るサポート詐欺の被害額が増加しています。
SNS型投資詐欺・ロマンス詐欺の被害状況
令和7年のSNS型投資・ロマンス詐欺の被害額は約1,827億円で昨年を大きく上回る結果となりました。
特に下期にかけて認知件数、被害額が急増しています。

出典:警察庁|令和7年における サイバー空間をめぐる脅威の情勢等について
フィッシングサイトによる被害の認知件数は5年で約54倍
実在する企業を装ったフィッシングサイトや、偽ブランド品の販売を目的とする悪質な通販サイトによる被害が急増しています。
令和7年の報告件数は103万3,675件に達しており、令和2年からわずか5年間で約54倍に増加しています。

出典:警察庁|令和7年における サイバー空間をめぐる脅威の情勢等について
生成AIを悪用したインターネット犯罪の事例
近年、生成AIを悪用して精巧なフィッシングサイトや不正プログラムを作成する例が散見されます。
実際に生成AIを悪用した事件が発生し、検挙に至る事例が報告されています。
下記で実際に発生した事例を紹介します。
- フィッシングサイトを作成し検挙された事例
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大手通販サイトを装ったフィッシングサイトを公開して個人情報を不正に入手した事件において、生成AIを悪用していたことが明らかとなりました。
- 画像を性的に加工する事例
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実在する児童の画像を性的に加工して悪用するケースの中で、AIが悪用された件数は年間で約2割を占めました。
闇バイト募集の深刻化
インターネットやSNS上で「高額」「即日即金」「ホワイト案件」といった甘い言葉を利用して、強盗や特殊詐欺の実行役を募集する情報が横行しています。
令和7年には14,000件以上の募集情報が確認されており、実際に応募した若者らによる凶悪な事件が発生しました。

出典:警察庁|令和7年における サイバー空間をめぐる脅威の情勢等について
詐欺被害にあわないための対策
詐欺被害にあわないために、以下の対策を参考にしましょう。
フィッシング詐欺への対策
フィッシングサイトは本物と見分けがつかないほど巧妙化しており、個人の注意力だけで完全に見抜くことは難しいです。
フィッシング詐欺にだまされないための対策は以下の4つです。
以下の記事で具体的な対策を確認し、被害にあわないように注意しましょう。
【関連記事】
特殊詐欺への対策
特殊詐欺に国際電話が利用されるケースが増加しています。
知らない番号には出ないことで、特殊詐欺被害のリスクを減らせます。
以下の方法で着信拒否を行いましょう
その他にも、以下を気をつけておくことで被害を防げます。
以下の記事で詳しい手口や対策を確認してください。
【関連記事】
SNS型投資詐欺への対策
SNS型投資詐欺に惑わされないためには、甘い誘い文句に対して疑いの目を持つことが大切です。
SNS型投資詐欺にだまされないための対策は以下の8つです。
以下の記事でSNS型投資詐欺の具体的な対策や気を付けるポイントを確認しましょう。
【関連記事】
SNS型ロマンス詐欺への対策
SNS型ロマンス詐欺は、「一緒にいたい」「頼られたい」などという感情を利用し最終的に金銭をだまし取ろうとするのが特徴です。
以下の4つに当てはまる場合は詐欺を疑いましょう。
以下の記事でSNS型ロマンス詐欺の具体的な手口や見分け方を確認してください。
【関連記事】
フィッシングサイトによる被害への対策
フィッシングサイトによる被害の認知件数は5年で約54倍に増加しているため、注意が必要です。
フィッシングサイトによる被害にあわないための対策は以下の2つです。
以下の記事でフィッシングサイトの具体的な対策や見分け方を確認しましょう。
【関連記事】
闇バイト募集による被害への対策
闇バイトは甘い言葉を利用して勧誘します。
以下の2つに特に注意し、あやしいと感じた勧誘は無視するようにしましょう。
以下の記事で闇バイトの具体的な概要を確認し、被害にあわないように対策しましょう。
【関連記事】
【参考情報】
警察庁生活安全企画課|犯罪実行者募集情報の特徴
詐欺対策を日々心掛けよう
AIの普及により、詐欺の手口は巧妙化し被害状況も深刻なものとなっています。
こうした最新の傾向を正しく理解し、本記事で紹介した対策を日々の習慣として取り入れましょう。
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