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※トレンドマイクロのコンシューマ向けセキュリティソフト「ウイルスバスター クラウド」が2023年の1年間でサポート詐欺関連サイトへのアクセスを検出・ブロックした総数
サポート詐欺の手口は非常に巧妙です。
本記事では具体的な対策や被害にあった際の事後対処法を解説します。
※本記事は2024年12月26日時点の情報を基に作成しています。
サポート詐欺とは
サポート詐欺とは、インターネット使用中に偽のセキュリティ警告を表示させ、ユーザを偽のサポート窓口に電話をかけさせるなどして、サポート料金などの名目で金銭をだまし取る詐欺行為です。
このような警告はウイルス感染の有無に関わらず表示され、有名なセキュリティ企業やIT企業のロゴ、警告音を使って不安をあおります。
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サポート詐欺の手口・仕組み
- 不正広告※などから偽のセキュリティ警告を表示して、偽のコールセンター窓口へ誘導する
- 遠隔操作ソフトをインストールさせ、被害者のパソコンを不正に操作する
- サポート料金などの名目で金銭を要求したり、被害者のパソコンのプログラムを不正を改変する
※不正広告はアダルトサイトや個人のブログサイト、メディアサイト、FacebookやXのようなSNSなどあらゆるサイトで表示される可能性があります。
他にも、偽の警告にブラウザ通知や悪意のあるソフトウェアの通知などが使用されることもあります。
このような偽の警告を見て連絡をしてきたターゲットに対し、詐欺師は問題の解決やセキュリティソフトの導入とサポートのために料金が発生すると主張し、ギフトカードやインターネットバンキングによる金銭の支払いを要求します。
具体的には、ギフトカードを最寄りのコンビニエンスストアなどで、すぐに購入するように促したり、被害者にインターネットバンキングを開かせ、遠隔操作によって勝手に振込金額を増やしたりする手口が確認されています。
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サポート詐欺の被害件数
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さらに、サポート詐欺は高齢者が被害にあいやすいこともわかっています。
トレンドマイクロのレポートによると、65歳以上の層がGoogle広告経由でサポート詐欺サイトにアクセスした割合は、65歳未満の層と比較して4倍以上ありました。
また電話を掛けた後に遠隔操作ソフトをダウンロードしてしまう割合も、65歳以上の層が、65歳未満の層よりも1.5倍高いことがわかっています。
一方で、65歳未満の層のインターネットユーザも被害を受けているため、「自分は大丈夫」と思わずに注意しましょう。
また自身だけでなく、知人や家族が同様の警告画面に遭遇することも考えられます。周りの人が困ったときに相談に乗ってあげることでサポート詐欺の被害を防ぐことができるかもしれません。
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パソコンにあやしい警告画面が表示されたときの対処法
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警告を無視する/Webサイトを閉じる
警告画面に表示されている連絡先に連絡したり、サポートオペレータを名乗る人からすすめられたソフトウェアをインストールしたりしないでしてください。
【全画面を解除してブラウザを閉じる方法】
※クリックして開く
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※×マークを押してもブラウザが閉じずに、以下「このサイトを離れますか?」などの表示がされることがあります。その場合は、「このページを離れる」を押して閉じましょう。
【タスクマネージャーでブラウザを強制終了する方法】
※クリックして開く
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2024年7月ごろから、正規のツールを悪用してパソコン画面を偽警告を表示する、パソコンを操作不能状態にするといった新しい手口が確認されています。(手口の詳細な解説はこちら)
上記の対処法を試してもパソコンが操作できない場合は、IPA(独立行政法人 情報処理推進機構)の安心相談窓口に問い合わせましょう。
トレンドマイクロの製品をインストールしている端末が操作不能になった場合は、サポートページよりお問い合わせください。
使用しているソフトウェアやサービスを名乗る警告の場合は公式サポートへ問い合わせる
ただし、最近は検索連動型広告(検索時に画面の上部に表示される広告)からサポート詐欺サイトなどに誘導される事例が確認されています。
そのため、ブラウザでの検索にも注意しましょう。
サポート詐欺にだまされてしまった場合の対処法
警告画面に表示されている電話番号に電話してしまった
契約したり個人情報を教えたりしていなければ、電話をしただけで直接的な被害にあう可能性は低いです。
ただし、連絡をした相手や別の第三者から後日電話が来る可能性もあるため、着信拒否などを活用しましょう。
お金を払ってしまった/契約してしまった
偽の警告画面から誘導されたサイト上でお金を支払ってしまった、もしくは契約してしまったことで、金銭的な被害が疑われる場合は、最寄りの警察に相談をしてください。
【参考情報】
都道府県警察本部のサイバー犯罪相談窓口一覧
ソフトウェアやアプリをインストールしてしまった/操作不能になってしまった
サポート詐欺によってインストールさせられたソフトウェアは、パソコンを不正に遠隔操作したり、ウイルス感染につながったりする可能性があります。
万が一インストールしてしまったときは、まずインターネットから切断した上ですぐにソフトウェアを削除してください。
ウイルスに感染しているかどうか不安な場合は、こちらの記事を参考にウイルスの感染を確認しましょう。
【関連記事】
パソコンが操作できない場合は、IPA(独立行政法人 情報処理推進機構)の安心相談窓口に問い合わせましょう。
トレンドマイクロの製品をインストールしている端末が操作不能になった場合は、こちらのサポートページよりお問い合わせください。
警告画面から誘導されたサイトに個人情報などを入力してしまった
警告画面から誘導されたサイトに個人情報などを入力してしまった場合、情報別に必要な対処が異なります。
(青文字をクリックすると詳細な対処法が確認できます。)
クレジットカードの情報を入力してしまった場合
偽の警告画面から誘導されたサイト上でクレジットカードの番号や暗証番号などの情報を入力した場合、まずはクレジットカード会社に連絡してください。
その後、被害を最小限に留めるため、暗証番号の変更やカードの停止/再発行などクレジットカード会社からの案内に沿って必要な対応を行う必要があります。
主なクレジットカード会社の連絡先は以下をご参考ください。
【参考情報】
楽天カード | お問い合わせ
ⅾカード | ご利用覚えのない明細に関するお問い合わせ
PayPayカード | 心あたりのない請求や利用速報がある
JCBカード | カード不正利用時の補償
auPayカード | 不正利用の補償
イオンカード | 利用した覚えのない請求について
三井住友カード | 身に覚えのない明細に関するお問い合わせ
セゾンカード | ご利用した覚えのないご請求について
ヤフーカード | ネットセーフティサービス
Tカード | クレジット/デビット/ローン機能付きTカードの「カード会社 お問い合わせ先一覧」
エポスカード | 利用した覚えのないご請求について
また金銭的な被害にあってしまった場合は、警察に被害の事実を連絡してください。
【参考情報】
都道府県警察本部のサイバー犯罪相談窓口一覧
銀行/インターネットバンキングの口座情報や暗証番号を入力してしまった場合
偽の警告画面から誘導されたサイトで銀行の口座番号や暗証番号を入力した場合は、お使いの銀行に連絡した上で銀行からの案内に沿って必要な対応を行いましょう。
主要な銀行の不正アクセスされた場合の問い合わせ窓口は以下をご確認ください。
【参考情報】
ゆうちょ銀行 | 当行からのお心当たりのないお取引に関するご確認のお願いを装った詐欺等にご注意ください
三菱UFJ銀行 | 「パスワードを入力してしまった」「身に覚えのない出金があった」等の緊急お問い合わせ
三井住友銀行 | 身に覚えのない出金があった場合(不正出金ホットライン)
楽天銀行 | その他全般のお問い合わせ
みずほ銀行 | みずほダイレクト不正利用に関するお問い合わせ
埼玉りそな銀行 | 被害にあわれた場合
りそな銀行 | 被害にあわれた場合
住信SBIネット銀行 | 被害に遭ってしまったら
イオン銀行 | 万が一被害に遭ってしまった場合
また金銭的な被害にあってしまった場合は、警察に被害の事実を連絡してください。
【参考情報】
都道府県警察本部のサイバー犯罪相談窓口一覧
アカウント情報(ID・パスワード)を入力してしまった場合
偽の警告画面から誘導されたサイトでアカウント情報(ID・パスワード)を入力してしまった場合は、同じものを使用しているサイト・サービス側のアカウント情報を変更してください。
これにより盗まれたアカウント情報を悪用した不正ログインを防げる可能性があります。
サポート詐欺の被害にあわないための対策
※OS(オペレーティングシステム)=WindowsやiOSなどのパソコンやスマホを動かす土台となるソフトウェアのこと
特にセキュリティ対策アプリ・ソフトはサポート詐欺サイトへのアクセスをブロックしたり、不正な遠隔操作ソフトのインストールを防いだりできるため、対策として有効です。
ウイルスバスター クラウド(Windows/Mac)は、AI技術でさらに進化した多層防御でウイルスなどの不正プログラムへの感染を未然に防ぎます。
さらに「Web脅威対策」によって、個人情報や金銭をだまし取る目的のネット詐欺サイト(偽サイト・詐欺サイト)へのアクセスをブロックします。
ウイルスバスター クラウドは⽇本の個人ユーザを狙ったネット詐欺サイト*でのブロックテストにおいて97%をブロックし、テスト対象の5製品においてブロック率1位を獲得しています。
*検体のカテゴリーとその最低限の数量をトレンドマイクロで設定。
※出典:Flatt Security によるセキュリティ製品(Windows 11)の性能検証 (2021年12⽉)
⽇本市場における Windows 版セキュリティ製品をそれぞれ別の Windows 11 端末にインストール。⽇本向けのネット詐欺サイトについて、優先度ごとに定めたカテゴリーとその最低限の数量に基づき、テスト時に有効な521サイトを2021年12⽉3⽇〜2021年12⽉9⽇に抽出し、テスト対象5社の製品でのブロック数を集計。ブロックされたサイトを全サンプル数で除して検出率を算出。
【主な機能】※全ての機能一覧はこちら
・ウイルス対策
・ネット詐欺対策
・プライバシー保護
・保護者による使用制限 など
ウイルスバスタークラウド(Windows/Mac)無料体験版
【トレンドマイクロ 詐欺バスターで怪しい広告やメッセージをチェック!】
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トレンドマイクロ 詐欺バスターはネット詐欺や詐欺電話をブロックする詐欺対策専用アプリです。
怪しいWebサイトやテキストメッセージ、オンライン広告をスクリーンショットで撮影し、その写真をアプリに送信すると、詐欺の可能性がないか、AIがチェックします。
以下のアプリストアより、無料でインストールしましょう。
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QRコードからアプリをインストールする
トレンドマイクロ 詐欺バスターのその他の機能(クリックして詳しく見る)
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発信および着信時に特殊詐欺の疑いがある場合は画面上に警告を表示します。ブロック設定を有効にすることで、発着信の自動的な切電も可能です。
※iPadOSでは詐欺電話対策はご利用いただけません。iOSでは発信時のブロック(自動的な切電)はご利用いただけません。
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詐欺の可能性があるメッセージをSMSフィルタで識別し、迷惑メッセージフォルダに自動で振り分けます。
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個人情報や金銭を狙うフィッシングサイトや、不正アプリをダウンロードさせるサイトなどの、不正なサイトへのアクセスをブロックします。
※ iOS・iPadOSではSafariのみ対応
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ビデオ通話やライブ配信において、ディープフェイクによるなりすましの可能性がある際は警告を表示します。LINE、Instagramなどの、ビデオ通話機能やライブ配信機能があるアプリ各種でご利用いただけます。
また、IPA(独立行政法人情報処理推進機構)のサイトでは、サポート詐欺で使われる偽のセキュリティ警告を体験できます。
いきなり偽の警告画面に遭遇してもあわてないように、警告画面の閉じ方を練習しておくとよいでしょう。
【参考情報】
IPA(独立行政法人情報処理推進機構) | 「偽セキュリティ警告(サポート詐欺)画面の閉じ方体験サイト」
サポート詐欺被害にあってしまっても自身や被害者を責めない
怪しい警告画面の指示には従わないようにしよう
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- ※30日無料体験版は、無料体験期間終了後、自動で有償版に切り替わることはございません。
- ※Windows版とMac版ではご利用いただける機能が異なります。詳しくは機能一覧をご覧ください。
- TREND MICRO、およびウイルスバスターはトレンドマイクロ株式会社の登録商標です。
- 「Android」、「Google Play」はGoogle LLCの商標です。
- 「iOS」、「iPadOS」、「MacOS」、「App Store」はApple inc. の商標です。
- 「Microsoft」はMicrosoft Corporation の商標です。