詐欺

「【重要】電子通信コストの支払いは失敗します」等のETCを装う偽メールに注意

ETCを装った偽メールの例①

「【重要】電子通信コストの支払いは失敗します」などの件名のETCを装った偽メールが流行しています。

トレンドマイクロは2024年9月23日時点で、上記件名のメールが送信されていることを確認しています。
このようなメールは個人情報や金銭を盗む目的である可能性が高く、本記事を参考に被害にあわないように対策を把握しましょう。

概要

今回の事例では、以下の件名でETCを装う偽のメールが届き、メール内のURLから請求の詳細を確認し、支払いを行うように促されます。

【確認されている偽メールの件名】
【重要】電子通信コストの支払いは失敗します
※上記以外の件名が使われる場合もあります。

ETCを装った偽メールの例①
ETCを装った偽メールの例②

しかしメール内のURLはETCをかたる偽サイトの可能性が高く、偽サイト上で個人情報などを入力すると、悪意のある第三者によってその情報が盗まれてしまい、最終的に金銭的な被害にあう可能性があります。

ETC利用照会サービス偽メール
ETC利用照会サービスをかたる偽サイトの例

偽サイトかどうか疑わしい場合は以下の情報を求められても絶対に入力しないでください

・お客様番号やログインパスワード
・クレジットカード番号やカード有効期限
・生年月日
・電話番号

このように特定の企業やサービスを装った偽サイトを使い、個人情報などの盗む手口のことを「フィッシング詐欺」と呼び、他の企業やサービスを装った事例も確認されています。
緊急のトラブルなどを装って、個人情報などの入力を促すメールやSMS、Webサイトには注意しましょう。

【参考情報】
ETC利用照会サービス|フィッシングサイト・不審メールにご注意ください

偽サイトにだまされてしまったときの事後対処

偽サイトにだまされたことが疑われる場合、そのときの状況別に必要な事後対処は、以下のように異なります。

不審なメールやSMSを受信した・開いてしまったとき

不審なメールやSMSを受信した、もしくは開いただけでは、被害につながる可能性は高くありません。ただし、HTMLメールの場合には開いただけで不正なプログラムが実行されることがあるので、不審なメールやメッセージは開かないようにしましょう。
(ウイルスに感染していないか心配な場合は、こちらの記事を参考に感染有無を確認しましょう。)

※HTMLメール=メール内への画像や動画の挿入や、文字のフォントや色など自由に調節することが可能なメール

偽サイトを開いてしまったとき

偽サイトを開いただけでは、個人情報や金銭が盗まれることはありません。
しかし、クレジットカードの番号や暗証番号などの金銭に関わる情報や個人情報などを入力してしまうと、これらが盗まれる危険性があるため、あやしいサイトを開いてしまった場合は、何もせずサイトを閉じましょう。

偽サイトにカード情報やアカウント情報などを入力してしまったとき

偽サイトにクレジットカード情報やアカウント情報などを入力してしまった場合は、以下の通り入力した情報別に適切な事後対処が必要です。

  • クレジットカードの情報を入力してしまった場合
  • 銀行の口座情報や暗証番号を入力してしまった場合
  • 住所や電話番号などの個人情報を入力してしまった場合
  • IDパスワードなどWEBサービスのアカウント情報を入力してしまった

以下の記事を参考に適切な対処を行ってください。

危険な迷惑メールや迷惑SMSをブロックする方法

偽サイトのURLは、主に特定の企業やサービスを装ったメールやSMSによってばらまかれます。
このような危険な迷惑メールや迷惑SMSが何度も届くときは、以下の記事を参考に受信をブロックしましょう。

【迷惑メール対策】

【迷惑SMS対策】

偽サイトかどうかを確認する方法

ウイルスバスター チェック!

偽サイトは本物のサイトのロゴやレイアウトをコピーして作られることが多く、本物かどうかを見分けることは非常に困難です。

もし記載されているURLが怪しいと感じたら、セキュリティ対策ツールでSMSやメールに記載されているURLの安全性を確認することを検討してください。
トレンドマイクロは無料のセキュリティ対策ツールウイルスバスター チェック!を提供しており、LINEのトーク画面でWebサイトの安全性やメールアドレスの流出を確認できます。

ウイルスバスター チェック!(無料)

偽サイトへのアクセスを未然にブロックしたい場合

ウイルスバスター

【スマートフォン向けのセキュリティ対策アプリのご紹介】

ウイルスバスター モバイル(iOS/iPad OS/Android)は、AI技術でさらに進化した「Web脅威対策機能」で危険なWebサイトへのアクセスをブロックし、ネット詐欺の被害を未然に防ぎます。
また「不正アプリ対策」によって、人気アプリや有名企業を装った不正アプリのインストールを防ぎます。※「不正アプリ対策」はAndroid版でご利用いただけます。

[主な機能]※全ての機能一覧はこちら
①Web脅威対策
②不正アプリ対策(Androidのみ)
③SMSスキャン

①Web脅威対策
②不正アプリ対策(Android)
③SMSスキャン(Android)
④SMSスキャン(iOS)

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【パソコン向けのセキュリティ対策ソフトのご紹介】

日本の個人ユーザを狙ったネット詐欺サイトブロック率No.1

ウイルスバスター クラウド(Windows/Mac)は、AI技術でさらに進化した多層防御でウイルスなどの不正プログラムへの感染を未然に防ぎます。
さらに「Web脅威対策」によって、個人情報や金銭をだまし取る目的のネット詐欺サイト(偽サイト・詐欺サイト)へのアクセスをブロックします。
ウイルスバスター クラウドは⽇本の個人ユーザを狙ったネット詐欺サイト*でのブロックテストにおいて97%をブロックし、テスト対象の5製品においてブロック率1位を獲得しています。

*検体のカテゴリーとその最低限の数量をトレンドマイクロで設定。
※出典:Flatt Security によるセキュリティ製品(Windows 11)の性能検証 (2021年12⽉)
⽇本市場における Windows 版セキュリティ製品をそれぞれ別の Windows 11 端末にインストール。⽇本向けのネット詐欺サイトについて、優先度ごとに定めたカテゴリーとその最低限の数量に基づき、テスト時に有効な521サイトを2021年12⽉3⽇〜2021年12⽉9⽇に抽出し、テスト対象5社の製品でのブロック数を集計。ブロックされたサイトを全サンプル数で除して検出率を算出。

【主な機能】※全ての機能一覧はこちら
・ウイルス対策
・ネット詐欺対策
・プライバシー保護
・保護者による使用制限 など

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