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チケット詐欺に気をつけて!詐欺手口と対策 

チケット詐欺について聞いたことはあるけれど、どんな手口なのか、どうすれば被害にあわないのか分からず不安に思っていませんか? 

チケット詐欺は、金銭的被害だけでなく、個人情報の流出など重大な被害につながる可能性があります。

本記事ではチケット詐欺の種類と手口、被害にあった場合の対処法について解説します。 

チケット詐欺の事例

人気のイベントやコンサートのチケットは、不当な値段の高額転売や詐欺被害が予想されます。
チケット詐欺の手口は日々巧妙化し、購入者の期待を利用してだまそうとします。

以下では、代表的なチケット詐欺の事例を解説します。

チケット販売サイトを装ったフィッシング詐欺 

「フィッシング詐欺」とは、実在する企業やサービスなどを装った偽のサイト(フィッシングサイト)を利用して、アカウント情報(ID・パスワード)、クレジットカード番号、個人情報などを盗み取るネット詐欺です。 

入手困難な人気チケットを販売するなどの名目で、偽のサイトに誘導して、個人情報や決済情報の入力を促そうとします。しかし、実際にチケットが手に入ることはほとんどありません。 

SNS上の個人間売買での詐欺

SNSでチケットを個人間売買する場合もチケット詐欺にあう可能性があります。
具体的には以下のようなリスクが考えられます。

入金してもチケットが送られてこない 
チケット代金を先に支払ったものの、チケットが送付されません。
代金を支払った後に、売主から一切連絡がなくなり、その行方が分からなくなることが多いです。

偽物のチケットが送られてくる 
売主からチケットが送付されてくるものの、実際は本物ではなく偽造チケットだったというケースも確認されています。
当日会場で入場を拒否され、初めて偽物と気づくことになります。 

国民生活センターによると、インターネットでのチケット転売をめぐるトラブルの相談件数は、2020年度の322件から2022年度の1,628件にまで増加していました。
また実際に「SNSで知り合った個人からチケットを譲り受けるためコード決済サービスで代金を送金した直後、連絡が取れなくなった」といったSNSに関連した相談が寄せられていました。

【参考情報】
国民生活センター | 【20代トラブル急増中!18・19歳も!】転売チケットトラブル
NHK | ファン心理につけ込む“チケット詐欺” SNS悪用の手口とは

高額転売 

人気のコンサートやスポーツイベントなどのチケットを、通常の販売価格を大幅に上回る高額な価格で二次販売することを高額転売と言います。

チケットの販売元が販売価格を上回る転売を認めている場合もありますが、チケットの人気を利用して不当に高額な値段で販売することはチケット不正転売禁止法に違反する可能性があります。

【参考情報】
政府広報オンライン | チケットの高額転売は禁止です!~チケット不正転売禁止法

トレンドマイクロの調査では、公式の販売サイト以外でチケットを購入した人は「チケットが売り切れていた(54.8%)」、「抽選に外れた(38.3%)」などの理由として挙げていました。

<調査概要>  
調査名:「あなたご自身に関するアンケート」 
調査期間:2023年12月25日(月)~2023年12月27日(水) 
調査対象:インターネットの利用者2,687名(18歳以上男女)
調査方法:Web調査

チケットを購入できなかった人々は、「どうしてもチケットが欲しい」という気持ちを狙われ、不当な高額転売の被害にあう可能性があります。

また不当な値段で売られる以外にも、転売チケットには以下のようなリスクがあります。 

●入場ができない
興行主がチケット転売を禁止している場合、転売チケットは無効となり入場を拒否されることがあります。 

●チケットが届かない
見知らぬ相手との個人取引には代金を払っても実際にチケットが届かない可能性があります。 

●公演中止・延期時の補償がされない
転売チケットは、公演中止・延期の補償が行われない可能性があります。
個人売買されたチケットに対して売り手に補償の義務はないため、公演が行われなかった場合、チケット代金の返金は受けられません。

チケット詐欺の手口 

チケット詐欺の主な手口とそれに対する対策を確認しましょう。 

偽のWebサイトに誘導する

前述のフィッシング詐欺の場合は、メールやSMS、SNSの投稿から、偽のチケット転売サイトなどに誘導されることが考えられます。

偽サイトは本物そっくりに作られている場合が多く、見分けるのが困難です。
他にも、実在するサイトのURLとわずかに文字を変えたURLで偽サイトが作られるといった巧妙な手口もあります。
(例:”example.com”の実在サイトに対し、”examp1e.com”のように、URLの一部を少し変えただけのサイト)

あやしいURLへのアクセスや個人情報の入力は避けましょう。

SNSのダイレクトメッセージなどで直接連絡を取る

チケットの個人間取引ではSNSアカウントが使われることがあります。

トレンドマイクロの調査では、インターネットでチケットを購入したことがある人の2.6%がSNSアカウントを通して個人売買の経験があることが分かりました。 

<調査概要>  
調査名:「チケット詐欺に関する意識調査」 
調査期間:2023年12月25日(月)~2023年12月27日(水) 
調査対象:インターネットの利用者2,687名(18歳以上男女)
調査方法:Web調査

チケット詐欺の場合、チケット代を払った後に連絡が途絶え、メッセージのやり取りをしている相手のアカウントが削除されるケースがあります。
あるいは、「仕事が忙しい」「病気で払えない」などの理由をつけて発券や返金が先延ばしにされて、最終的にお金をだまし取られるかもしれません。

実際にチケット詐欺にだまされたらどうなる? 

チケット詐欺にだまされた場合、具体的には以下の被害にあうことが予想されます。 

金銭的な被害

支払ったチケット代が全額返金されない可能性があります。
トレンドマイクロの調査では、チケット詐欺による金銭的なトラブルを経験した人の56.5%が返金を受けられていないことがわかりました。

<調査概要>  
調査名:「チケット詐欺に関する意識調査」 
調査期間:2023年12月25日(月)~2023年12月27日(水) 
調査対象:インターネットの利用者2,687名(日本国内居住の18歳以上男女)
調査方法:Web調査

個人情報の流出や不正利用 

チケット詐欺にだまされた場合、悪意のある第三者に個人情報が渡っている可能性が高いです。

二次的な被害として、その個人情報が以下のような別の詐欺などに悪用されるかもしれません。

  • 流出したアカウント情報を悪用され、インターネットサービスのアカウントが乗っ取られる
  • クレジットカード情報が流出して不正利用される
  • 本人確認書類(運転免許証やパスポートなど)の個人情報が悪用され、なりすまし被害にあう

チケット詐欺にあわないための対策 

ここではチケット詐欺の被害にあわないための具体的な対策を解説します。

転売禁止のチケットではないか確認する 

多くの主催者は、チケットの譲渡や転売を規約で禁止しています。

規約違反があれば、チケットを持っていても入場を拒否される可能性があります。

公式サイトやリセール業者でも確認を行いますが、自身でも主催者の規約を必ず確認しましょう。
規約は公式サイト、チケット販売サイトなどで確認できます。 

あやしいメールやダイレクトメッセージに記載されているURLにアクセスしない 

偽のチケット販売サイトへ誘導されると、金銭被害にあうだけでなく、ウイルス感染などの二次的な被害にあう可能性があります。
受け取ったメールやSNSのダイレクトメッセージに記載されているURLがあやしいと感じたら、そのURLではなく検索エンジンなどを経由してアクセスしましょう。

万が一アクセスしてしまっても、それだけで何かの被害にあう可能性は低いですが、個人情報などを入力しないように気を付けてください。

公式サイトには、フィッシング詐欺への注意喚起が掲載されていることがあり、最新の詐欺手口を確認するのに役立ちます。

セキュリティ対策ソフト・アプリを利用する 

不審なメールやウェブサイトからの被害を防ぐため、セキュリティ対策ソフトやアプリの利用も有効です。 

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もしチケット詐欺にだまされたらどう対処する? 

チケットの被害に気づいた際は、まず警察や国民生活センターなどに相談しましょう。
その後に被害状況に合わせて、利用している金融機関などに連絡をして、被害の拡大を防ぐことが大切です。

警察に相談をする 

チケット転売で金銭的な被害にあった場合は、最寄りの警察署へ被害届を提出してください。
一部の都道府県警察本部には、専門の相談窓口が設置されている場合もあるので調べてみましょう。

【参考情報】 
道府県警察本部のサイバー犯罪相談窓口一覧

国民生活センターまたは各地の消費生活センターに相談する 

国民生活センターおよび全国の消費生活センターでは、チケット転売をはじめとする様々な消費者トラブルについて、相談受付を行っています。

チケット転売で被害にあった場合は、すぐに相談しましょう。

【参考情報】
国民生活センター | チケットの転売に関するトラブルにご注意!
国民生活センター | 全国の消費生活センター等

クレジットカード会社や銀行などに連絡をする・パスワードなどを変更する

偽サイトの可能性があるWebサイトにクレジットカード番号や銀行口座などの情報などを入力した場合は、以下入力してしまった情報別に適切な対処が必要です。
また金銭的な被害にあってしまった場合は警察に被害の事実を連絡しましょう。 

●クレジットカードの情報を入力してしまった 

クレジットカードの番号や暗証番号などの情報を入力した場合、まずはクレジットカード会社に連絡します。
その後、被害を最小限に留めるため、暗証番号の変更やカードの停止/再発行などクレジットカード会社からのご案内に沿って必要な対応を行いましょう。 

●銀行・インターネットバンキングの口座情報や暗証番号を送信してしまった 

銀行の口座番号や暗証番号を入力した場合は、利用している銀行の指示に従って適切な対処を行ってください。

●アカウント情報(ID・パスワード)を入力してしまった 

アカウント情報(ID・パスワード)を入力してしまった場合は、正規のサイト・サービス側のID・パスワードを変更してください。

これにより盗まれたアカウント情報を悪用した不正ログインを防げる可能性があります。
また、別サービスでも同じID・パスワードを使っているという場合は、該当するサービスすべてのアカウント情報(ID・パスワード)を変更しましょう。 

以下の記事では安全なパスワードの作り方を解説しています。

【関連記事】 

安全なチケット購入のために 

チケットを購入する際は、高額転売やフィッシング詐欺などの被害にあわないように注意する必要があります。
チケットを安全に入手するために、本記事で紹介した対策と適切な対処を実践しましょう。 


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