2025/09/02 詐欺

WhatsAppで突然あやしいグループに追加される？タスク詐欺に注意

急に招待されたWhatsAppのグループチャットであやしい仕事を紹介され、最終的に金銭をだまし取られる「タスク詐欺」の被害が確認されています。
本記事ではWhatsAppを悪用したタスク詐欺の手口と対策方法を解説します。

WhatsAppを悪用したタスク詐欺の手口

この詐欺はWhatsAppで突然グループチャットに招待されることから始まります。
チャット上では、詐欺師が高収入をうたう求人広告を用意し、参加者の興味を引こうとします。

チャットには複数人参加していることが多く、他のメンバーの好意的なコメントや、報酬を受け取ったという体験談を読むことができます。被害者の多くはこのような内容で安心感を覚え、次第に内容を信頼してしまうことが多いと考えられます。

しかし、求人に対して好意的に反応している他のメンバーはグループ内の詐欺師の仲間である可能性が高いです。

被害者がある程度タスクを実行すると、今度は詐欺師によってWhatsAppからTelegramに誘導されます。
Telegramに誘導された後は、詐欺師から「特定の口座へ振り込むと、振り込んだ額以上の金額が貰える」というタスクの実行を要求されます。

最初の送金後、被害者は「報酬を受け取るためには、さらに別のタスクを完了する必要がある」と告げられ、徐々に要求金額が増えていきます。
被害者は「ここでやめたら今までの送金が取り戻せなくなる」と考え、さらにお金を振り込んでしまいます。

被害者はWhatsAppグループから強制的に退会させられ、詐欺師との連絡が断たれてしまいます。

タスク詐欺にだまされないためには以下のことを日頃から実践してください。

あやしいグループには参加しない: 知らない人からのチャットグループへの招待は無視するのが安全です。
見知らぬ人に個人情報を提供しない:
詐欺師は魅力的な求人情報や仲間による同調圧力などを使って、あなたの信頼を得ようとします。
しかし、どんな理由があっても、インターネット上の見知らぬ相手に個人情報を教えるのは避けましょう。
信頼できる情報源を利用する:
求人情報は、信頼できるサービスや知っている会社の公式サイトから探してください。

万が一、個人情報の流出や金銭的被害にあってしまった場合は、すぐに警察に相談してください。

最近の詐欺は非常に巧妙です。
金銭的に魅力的な求人であっても、安易に手を出さないよう心掛けてください。

自分で詐欺を見抜こうとせずに、トレンドマイクロ詐欺バスターなどの詐欺対策アプリでより強固に対策することを検討してください。