迷惑メール/迷惑SMS

迷惑メールに返信してしまったらどうなる?状況別の対処法を紹介

迷惑メールに返信してしまったら、どうなるのでしょうか?
何か面倒なことに巻き込まれるのではないかと不安に思う方もいると思います。

この記事では、迷惑メールに返信してしまうとどうなるかを対処法と併せて解説します。

迷惑メールに返信してしまうとどうなるのか

まず迷惑メールにはいくつかの種類があり、例えば広告宣伝メール・フィッシングメール・ウイルスメールがあります。

※特定の企業やサービスを装って、金銭や個人情報を盗む目的のメール

Amazonを装ったフィッシングメールの例
ウイルスが添付されたメールの例

特にフィッシングメール・ウイルスメールは、添付URLから偽サイトに誘導されたり、添付ファイルからウイルスなど感染させられたりするリスクがありますが、どちらの場合も返信すること自体に直接的なリスクはありません。

ただし、返信したメールの文面に個人情報などが含まれていると、迷惑メールの送信者から第三者に流出してしまう可能性があります。

個人情報を入れないで返信してしまった場合

個人情報を含めず迷惑メールに返信した場合は、直接的なリスクはありません。
しかし、迷惑メールに返信してしまうことは、送信者に対してメールアドレスが使われていることを知らせることになります。
そのため、さらに迷惑メールが届く可能性があります。

個人情報を入れて返信してしまった場合

迷惑メールの中でも、個人情報を入れて返信してしまった場合はリスクが高くなります。

例えば、クレジットカードや銀行口座の暗証番号などを送信してしまうと、それらを悪用され金銭的な被害にあう可能性があります。
また氏名、住所や電話番号などを送信した場合は、それらの情報が特殊詐欺などに悪用されることも考えられます。

個人情報などを本文に入れて迷惑メールに返信してしまったときの対処法

迷惑メールに個人情報などを入れて返信してしまった場合は、早急な対処が必要です。
送ってしまった個人情報の種類別に以下の対処法を参考にしてください。

クレジットカードの情報を返信してしまった場合

利用中のクレジットカード会社に連絡して、対処法を相談してください。
被害を最小限にするために、暗証番号の変更やカードの停止/再発行など、クレジットカード会社からの案内に沿って必要な対応を行いましょう。

クレジットカードの種類によっては、不正利用が認められた場合に被害額が補償されます。

■想定される被害
・クレジットカードの不正利用

銀行の口座情報や暗証番号を返信してしまった場合

送信してしまった口座情報や暗証番号を利用している銀行に連絡して、対処法を相談してください。
被害を最小限にするために、暗証番号の変更やインターネットバンキングのパスワード変更など、銀行からの案内に沿って必要な対応を行います。

金銭の被害があった場合は、最寄りの警察署または各都道府県警察のサイバー犯罪相談窓口に相談してください。

■想定される被害
・銀行預金からの不正送金、引き落とし

Webサービスのアカウント情報を返信してしまった場合

Webサービスの正規ページからログインして、パスワードなど、ログインに必要なアカウント情報を更新してください。
別のサービスで同じID/パスワードを使っている場合は、そのサービスのアカウント情報も更新しましょう。

また新しいID/パスワードを設定する際は、流出した場合の不正ログイン被害を最小限に抑えるために、パスワードの使いまわしは避けてください。

アカウントが乗っ取られ、ログインできない場合は、Webサービスごとに対応が異なります。
各Webサービスのお問い合わせ窓口に相談してください。

■想定される被害
・ポイントやサービス内通貨の不正利用
・アカウント乗っ取り(なりすまし)
・乗っ取ったアカウントを利用した不正な情報発信
・乗っ取ったアカウント内のプライベート情報の閲覧

各種プリペイドカードのカード番号を返信してしまった場合

各種プリペイドカード(Amazonギフトカード、Google Playギフトカード、Apple Gift Card、QUOカードなど)の窓口に連絡して、対処法を相談してください。

金銭の被害があった場合は、最寄りの警察署または各都道府県警察のサイバー犯罪相談窓口に相談してください。

■想定される被害
・送信してしまったプリペイドカード情報の不正利用(金銭被害)

【参考情報】
amazon | Amazonカスタマーサービス
Google | Google Play ギフトカード詐欺に遭った場合の対処法
Apple | ギフトカード詐欺について
Quoカード | お問い合わせ

迷惑メールが届いたときはどうする?

迷惑メールが届いたときは、すぐに削除しましょう。
迷惑メールを開封したり、URLや添付ファイルを開いたりしないでください。
迷惑メールをそのまま放置しておくとリスクがあるため、以下の記事を参考に対処してください。

【関連記事】

また迷惑メールを開いてしまった方は、本文を開いた場合と添付ファイルやURLを開いた場合で対処法が異なります。
詳細は以下の記事をご確認ください。

【関連記事】

なぜ自分のメールアドレスに迷惑メールが届くのか

自分のメールアドレスに迷惑メールが届く理由として、あなたのアドレスがインターネット上に流出していることで、送信者に知られている可能性が高いです。
送信者にアドレスを知られないための予防策もあるため、詳しくは以下の記事をご覧ください。

【関連記事】

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パソコンをお使いの場合は友達追加用のQRコードがポップアップ表示されます。

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※クリックして対処方法を見る

メールアドレスが流出している場合、悪意のある第三者があなたのメールアドレスを知っている状態のため、今後も迷惑メールが届き続けるおそれがあります。

またお使いのSNSや通販サイトのアカウントに推測されやすいパスワードを使用していると、流出したメールアドレスと推測されたパスワードを使って不正ログインをされる危険があります。

万が一不正ログインをされると、アカウントに登録している個人情報やデータの流出や、通販サイトでの勝手な注文やSNSのなりすまし投稿などの被害につながる可能性があり、事前の予防策が必要です。

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SNSアカウント(Google/Facebook/Instagram)に不正利用があった場合に、お客さまのメールに通知したり※1、アカウントのプライバシー設定が安全であるかチェックしたりできます。※2

※1 すべての不正利用を検知することを保証するものではありません。Google および Facebook、Instagramが対象です。
※2 Windows および Mac のブラウザ拡張機能でのみご利用いただけます。

・インターネット利用時のプライバシーの保護
追跡型広告に利用されるWeb閲覧履歴など、広告主や攻撃者による情報収集を防止することで、お客さまのプライバシーを守ります。

・危険なWebサイトを警告
閲覧しているWebサイトが個人情報を盗む不正サイトでないか確認し、不正サイトと判定した場合に警告します。Chrome および Edge のブラウザ拡張機能でのみご利用いただけます。(Windows/Macデバイスのみ対応)

迷惑メールが届かないようにする対策

毎日大量の迷惑メールが届いて、悩んでいる方もいるかもしれません。
迷惑メールフィルターの設定など迷惑メールが届かないようにするための対策がいくつかあるため、以下の記事より詳細を参考にしてください。

迷惑メールに返信してしまっても個人情報を記載しなければリスクは少ない

迷惑メールに返信してしまっても、直接的なリスクはありません。
ただし、返信した際に、クレジットカード番号や銀行の口座情報、各種プリペイドカードのカード番号など、個人情報を記載して返信した場合は、金銭的な被害につながる可能性があります。

もし返信してしまった場合はあわてずに、今回ご紹介した対処法を取ってください。
また迷惑メールが届いたら、開いたり返信したりせず、すぐに削除しましょう。

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