Gmailでは、何度も届いてわずらわしい迷惑メールを、迷惑メールフォルダに自動で振り分けるように設定ができます。
また、特定の差出人からのメールをブロックすることも可能です。
しつこい迷惑メールにお困りの方は、迷惑メールの設定をしてみましょう。
迷惑メールの振り分け設定を解除したい場合や、差出人のブロックを解除したい場合の手順も解説しているので、メールが意図せず迷惑メールフォルダに振り分けられてしまう場合は参考にしてください。
※本記事は2024年3月1日時点の情報を基に作成しています。
Gmailで迷惑メールの自動振り分け・ブロックを設定をする3つの方法
Gmailに迷惑メールが届くのを防ぐ設定は以下の3つです。
「①迷惑メールを自動で振り分ける」設定をすると、類似した内容のメールが自動で迷惑メールフォルダに振り分けられるようになります。
差出人に関係なく、似たような内容の迷惑メールを極力受け取りたくない場合はこの設定をしましょう。
「②特定の差出人からのメールをブロックする」設定をすると、同じ差出人からのメールはすべて迷惑メールフォルダに振り分けられるようになります。
内容に関係なく、特定の差出人からのメールを受け取りたくない場合はこの設定をしましょう。
「③広告宣伝メールの登録を解除する」を行うと、メールマガジンなどの登録を簡単に解除できます。
特定の広告宣伝メールを受けとりたくない場合はこの設定をしましょう。
なお、「①迷惑メールを自動で振り分ける」設定と「②特定の差出人をブロックする」設定は併用できます。
特定の差出人からのメールを確実にブロックしつつ、類似のメールも届かないように設定したい場合は、両方設定しましょう。
迷惑メールを自動で振り分ける設定方法
特定の迷惑メールと類似した内容のメールを受けとりたくないときは、以下の手順に沿って迷惑メールを自動で振り分ける設定をしてください。
iPhoneの場合※クリックして開く
Androidの場合※クリックして開く
パソコンの場合※クリックして開く
この迷惑メールを自動で振り分ける設定が完了すると、ユーザが振り分けた迷惑メールを学習して、異なる送信者であっても、類似した内容のメールは迷惑メールフォルダに振り分けられるようになります。※
※メールのコピーがGoogleに送信され、迷惑メールや不正行為からユーザを保護するための分析に使われることがあります。
そのため、繰り返しこの設定をすることで迷惑メールだと判定する精度は向上します。
なお、迷惑メールフォルダに入ったメールは30日経つと自動で削除されるので注意しましょう。
迷惑メールを自動で振り分ける設定を解除したい場合は「迷惑メールフォルダから自動振り分け設定やブロックを解除する」を参照してください。
特定の差出人をブロックする設定方法
特定の差出人からのメールを受け取りたくないときは、以下の手順に沿って差出人をブロックする設定をしてください。
iPhoneの場合※クリックして開く
Androidの場合※クリックして開く
差出人アドレスの右側にある三つの点アイコンをタップする
「ユーザーをブロック」をタップする
パソコンの場合※クリックして開く
この差出人をブロックする設定が完了すると、メールの内容に関わらず特定の差出人からのメールはすべて自動で迷惑メールフォルダに振り分けられるようになります。
なお、迷惑メールフォルダに入ったメールは30日経つと自動で削除されるので注意しましょう。
ブロックを解除したい場合は「迷惑メールフォルダから自動振り分け設定やブロックを解除する」を参照してください。
広告宣伝メールの登録を解除する設定方法
メール上部に「登録解除」と表示されている場合、そこからメールマガジンなどの登録を解除できます。
なお、企業などが送る広告宣伝メールなどには、受信者が配信を拒否するための問い合わせ先の設置が法律で義務付けられています。
そのため、「登録解除」という表示がなくても、メール内に「配信停止」「登録解除」ボタンなどが設置されていることが多いです。
もし広告宣伝メールの配信に「登録解除」が表示されない場合は、メール本文内に登録解除用のリンクがないか探してみましょう。
広告宣伝メールに関する法律について詳しく知りたい方はこちらの記事を参照してください。
Gmailで迷惑メールの設定を解除する2つの方法
Gmailで迷惑メールの設定を解除する方法は以下の2つです。
誤って迷惑メールの自動振り分け設定をしてしまったときや、特定の差出人をブロックしてしまったとき、メールが意図せず迷惑メールフォルダに振り分けられてしまうときは「①迷惑メールフォルダから自動振り分け設定やブロックを解除する」を設定しましょう。
ブロックを解除したい差出人からのメールが迷惑メールフォルダにないときや、ブロックしているユーザを一覧で整理したいときは「②ブロックリストから特定の差出人のブロックを解除する」※を設定しましょう。
※PCのブラウザからのみ設定可能です。
※この手順で迷惑メールフィルタの解除はできません。「ブロック」と「迷惑メールフィルタ」の違いはこちらを参照してください。
迷惑メールフォルダから自動振り分け設定やブロックを解除する
Gmailに届くメールが意図せず迷惑メールフォルダに振り分けられてしまうときは、以下の手順に沿って迷惑メールの自動振り分け設定、もしくはブロックの設定を解除してください。
iPhoneの場合※クリックして開く
※迷惑メールフィルタによって振り分けられているときは「迷惑メールではないことを報告」、送信者をブロックしているときは「送信者のブロックを解除」が表示されます。
Androidの場合※クリックして開く
※迷惑メールフィルタによって振り分けられているときは「迷惑メールではないことを報告」、送信者をブロックしているときは「送信者のブロックを解除」が表示されます。
パソコンの場合※クリックして開く
※迷惑メールフィルタによって振り分けられているときは「迷惑メールではないことを報告」、送信者をブロックしているときは「送信者のブロックを解除」が表示されます。
「迷惑メールではないことを報告」すると、迷惑メールの自動振り分け設定が解除され、類似のメールが迷惑メールフォルダに振り分けられにくくなります。
「送信者のブロックを解除」すると、メールの送信者のブロックが解除され、同じ差出人からのメールは迷惑メールフォルダに振り分けられなくなります。
両方設定されてしまっている可能性もあるので、どちらかを解除してもメールが迷惑メールフォルダに振り分けられてしまうときは、再度同じ手順でもう片方も解除できないかを試してみてください。
ブロックリストから特定の差出人のブロックを解除する
ブロックを解除したい差出人からのメールが迷惑メールフォルダにないときや、Gmailのブロック設定を一覧で見直したいときは、以下の手順に沿ってブロックリストを確認してください。※
※PCのブラウザからのみ設定可能です。
※迷惑メールフィルタの解除はできません。「ブロック」と「迷惑メールフィルタ」の違いはこちらを参照してください。
ブロックリストから特定の差出人のブロックを解除する手順※クリックして開く
Gmailでメールが迷惑メールフォルダに入ってしまう時の対処法
Gmailに届くメールが迷惑メールフォルダに振り分けられてしまうときは、以下の3つの対処法を試してみてください。
「①迷惑メールの設定を解除する」で多くの場合は解決しますが、解決しない場合は②と③の方法を試してみましょう。
特定の送信者からのメールが迷惑メールフォルダに振り分けられてしまうときは「②送信者をGoogleコンタクト(連絡先)に追加する」のが簡単でおすすめです。
迷惑メールフォルダに振り分けられたくないメールの条件を細かく指定したい場合は「③フィルターを作成」しましょう。
迷惑メールの設定を解除する
Gmailに届くメールが迷惑メールフォルダに振り分けられてしまうときは、迷惑メールの設定を解除すると解決することが多いです。
「Gmailで迷惑メールの設定を解除する2つの方法」を参考に、迷惑メールの設定を確認してみましょう。
送信者をGoogleコンタクト(連絡先)に追加する
Googleコンタクトとは、Googleが提供する連絡先管理機能です。
名前、メールアドレス、電話番号などの連絡先情報を保存すれば、同じGoogleアカウントでログインしている他のデバイスでも同期できます。
送信者をこのGoogleコンタクト(連絡先)に追加すると、その送信者からのメールは迷惑メールフォルダに振り分けられなくなります。
GoogleコンタクトはWebブラウザから利用できる機能ですが、Androidのみ専用のアプリが用意されています。
特定の送信者からのメールが迷惑メールフォルダに振り分けられてしまうときは、以下の手順に沿ってこの対処法を試してみましょう。
スマートフォン(iPhone/Android)のブラウザの場合※クリックして開く
Androidの連絡帳(Googleコンタクト)アプリの場合※クリックして開く
連絡帳(Googleコンタクト)アプリ※がインストールされていない場合はこちらからインストールしてください。
※Androidに標準で入っている「連絡先」アプリとは異なります。
パソコンの場合※クリックして開く
【参考情報】
Google | 連絡先の追加、移動、読み込み
フィルタを作成する
フィルタとは、受信したメールの件名、差出人、本文の内容などで条件を設定することで、条件に合致するメールのラベル付け、アーカイブ、削除、自動転送などを自動で行うことができる機能です。
このフィルタ機能で、条件に合致するメールが迷惑メールフォルダに振り分けられないように設定することが可能です。
迷惑メールフォルダに振り分けられたくないメールの条件を細かく指定したい場合は、以下の手順に沿ってフィルタを作成してください。※
※パソコンのWebブラウザからのみ作成できます
フィルターを作成する手順※クリックして開く
Gmailの機能以外の迷惑メール対策
悪意のある迷惑メールによって被害を受けないためには、適切な迷惑メール対策をする必要があります。
前述の通り、Gmailにも迷惑メール対策ができる機能はあります。
しかし単体では効果が薄いので、以下の記事を参考複数の対策を組み合わせましょう。
【関連記事】
Gmailの迷惑メールフォルダに勝手にメールが振り分けられる理由
Gmailは受信したメールの送信元、本文、添付ファイルなどを分析して、あやしいメールを自動的に迷惑メールフォルダに振り分けます。
あやしいメールだと判断された具体的な理由は、メール上部の警告で確認できます。
迷惑メールフォルダに勝手にメールが振り分けられる主な理由は以下の通りです。
メールが意図せず迷惑メールフォルダに振り分けられてしまう場合は「Gmailでメールが迷惑メールフォルダに入ってしまう時の対処法」を参考に対処してください。
【参考情報】
Google | Gmail で迷惑メールを報告する
迷惑メールフォルダに振り分けられないメールを送るためには
自分が受信するメールが迷惑メールフォルダに振り分けられてしまうのと同じように、自分が送信するメールが相手の迷惑メールフォルダに入ってしまうこともあります。
個人ユーザが、Gmaiのアドレス宛てにメールを送信する場合は、本記事で紹介した迷惑メールの拒否設定を受信者側が行わない限り、問題なくメールの送受信ができます。
一方で、メルマガ配信者やサービス提供者など、個人のGmailアドレス宛に大量にメールを送信する場合は、Googleが定める規定を守る必要があります。
特にGoogleが定める規定「メール送信者のガイドライン」が更新され、2024年2月1日以降、一日に5,000件以上のメールを個人向けのGmailアドレス※に送る場合は、以下の要件を満たすことが求められます。
※末尾が「@gmail.com」または「@googlemail.com」のアドレスのこと
もし上記の要件を満たしていない場合、受信者によってメールがブロックされたり、迷惑メールに振り分けられたりする可能性があります。
「①送信メールを認証すること」を満たすためには、送信元ドメインにSPF・DKIM・DMARC によるメール認証方式を設定することが推奨されています。
SPF・DKIM・DMARCとは?※クリックして詳細な説明を読む
・SPFとは、「Sender Policy Framework」の略で、メールの送信元ドメインが偽造されていないかを検査し、なりすましメールを防ぐための仕組みです。
・DKIMとは、「Domain Keys Identified Mail」の略で、メール内容の改ざんを防ぐための技術です。
・DMARCとは、「Domain-based Message Authentication, Reporting, and Conformance」の略で、メールの送信者として表示されているアドレスと、前述のSPFで認証したアドレスが一致しているかどうかを検査する仕組みです。SPFとDKIMを補って、なりすましメールを防ぐための技術です。
【参考情報】
Google | Gmail の迷惑メールと認証
Google | SPF を使用してなりすましと迷惑メールを防止する
Google | DKIM を使用してなりすましと迷惑メールを防止する
Google | 所有ドメインから送信される未認証メールを制御する
また「②受信者がメールの配信登録を容易に解除できるようにすること」と「③未承諾のメールまたは迷惑メールを送信しないようにすること」に関しては、日本の法律「特定電子メール法」によって類似の規定が存在します。
「配信登録の解除方法の設置」や「メール送信の承諾」についての詳細は、こちらの記事を参考にしましょう。
他にも詳細なガイドラインが定められているので、多数の相手にまとめてメールを送る場合は、以下のガイドラインを参照してください。
【参考情報】
Google | メール送信者のガイドライン
なぜ自分のGmailアドレス宛に迷惑メールが届くのか
Gmailに迷惑メールが届く場合、以下のような原因が考えられます。
Gmailに迷惑メールが届く原因を詳しく知りたい方は、以下の記事を参照してください。
【関連記事】
お使いのメールアドレスの流出が気になる場合は、メールアドレスの流出有無を調べてみましょう。
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以下の「友だち追加はこちら」をタップするとLINEアプリが起動します。
パソコンをお使いの場合は友達追加用のQRコードがポップアップ表示されます。
もし自分のメールアドレスが流出していたら?
※クリックして対処方法を見る
メールアドレスが流出している場合、悪意のある第三者があなたのメールアドレスを知っている状態のため、今後も迷惑メールが届き続けるおそれがあります。
またお使いのSNSや通販サイトのアカウントに推測されやすいパスワードを使用していると、流出したメールアドレスと推測されたパスワードを使って不正ログインをされる危険があります。
万が一不正ログインをされると、アカウントに登録している個人情報やデータの流出や、通販サイトでの勝手な注文やSNSのなりすまし投稿などの被害につながる可能性があり、事前の予防策が必要です。
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SNSアカウント(Google/Facebook/Instagram)に不正利用があった場合に、お客さまのメールに通知したり※1、アカウントのプライバシー設定が安全であるかチェックしたりできます。※2
※1 すべての不正利用を検知することを保証するものではありません。Google および Facebook、Instagramが対象です。
※2 Windows および Mac のブラウザ拡張機能でのみご利用いただけます。
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追跡型広告に利用されるWeb閲覧履歴など、広告主や攻撃者による情報収集を防止することで、お客さまのプライバシーを守ります。
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閲覧しているWebサイトが個人情報を盗む不正サイトでないか確認し、不正サイトと判定した場合に警告します。Chrome および Edge のブラウザ拡張機能でのみご利用いただけます。(Windows/Macデバイスのみ対応)
より安全にGmailを使用するための追加設定
Gmailには、迷惑メールの自動振り分け機能や受信拒否以外にも様々なセキュリティ機能が用意されています。
より安全にGmailを使用したい場合は、以下の設定も併せて見直してみましょう。
悪意のある迷惑メールによる被害や受信を防ぎたい場合は「外部画像の表示設定」や「メールエイリアス機能」の使用を検討しましょう。
情報流出やなりすましなどを防ぎたい場合は「情報保護モード」や不正ログインに備える対策がおすすめです。
外部画像の表示設定を変更する
外部画像とは、メールに直接添付された画像ではなく、外部のWebサイト上にある画像をメール内で引用しているものを指します。
Gmailの初期設定では、メールを開封した際にこの外部画像を自動で表示するようになっています。
この機能を有効にしていると、悪意のあるURLが添付されていたり、外部画像を表示すると自分のIPアドレス※やメールの開封有無が送信者に知られてしまう可能性があります。
IPアドレスとは、インターネットに接続されるすべてのデバイスに割り当てられる住所のような番号です。データの送信先を指定する際などに使用されます。
初期設定のままでも、送信者またはメールが疑わしいとGmailが判断した場合は、外部画像を表示するかしないかを受信者が選択できるようになっています。
しかし、不安な場合は以下の手順に沿って、外部画像の表示を毎回選択できる設定に変更しておきましょう。
iPhoneの場合※クリックして開く
Androidの場合※クリックして開く
パソコンの場合※クリックして開く
【参考情報】
Google | Gmail で画像を表示または非表示にする
メールエイリアス機能を使用する
メールエイリアスとは、本来のメールアドレスの代わりに使えるメールアドレスのことです。
エイリアス宛てに送信されたメールも同じメールアドレスに届きます。
Gmailのエイリアスでは以下の2パターンでエイリアスを何個でも作成できます。
例: 「trendmicro-testmail@gmail.com」の場合
trendmicro-testmail+private@gmail.com
trendmicro-testmail+work@gmail.com
trendmicro-testmail+sns@gmail.com
例: 「trendmicro-testmail@gmail.com」の場合
trend.micro-testmail@gmail.com
trend.micro-test.mail@gmail.com
t.r.e.n.d.m.i.c.r.o-t.e.s.t.m.a.i.l@gmail.com
Gmailのエイリアスでは本来のメールアドレスが推測できてしまうため、まったく異なる文字列のエイリアスを作成できるメールサービスに比べると、直接的な迷惑メール対策にはなりません。
ただし、活用方法次第では以下のようなメリットがあります。
- サイトごとに異なるメールエイリアスを登録しておくと、迷惑メールの送信元が特定しやすい
- エイリアスに届くメールにまとめてフィルターをかけられるので、自動振り分けや削除がしやすい
Webサイトなどに登録する際に、上記を参考にエイリアスを使ってみましょう。
(エイリアスでは登録できないWebサービスやSNSもあるので注意しましょう。)
情報保護モードを利用する
メールを使用する際のリスクは迷惑メール以外にも、不正ログインやウイルス感染などにより、メールの内容が流出してしまう可能性があります。
そのようなリスクを抑えるための機能として、Gmailには情報保護モードが用意されています。
情報保護モードを利用すると、受信者がメールを確認できる期限を設定したり、メールにパスコードを設定したりできます。
また、メールの転送、コピー、印刷、ダウンロードもできなくなります。
そのため情報保護モードは、メールや添付ファイルが受信者側で誤ってインターネット上に流出するのを防ぐ効果があります。
(しかし、受信者が画面を写真に撮ったり、悪意のあるソフトを使ったりすれば、メールの内容やファイルをコピーできる可能性があります。)
機密情報を取り扱う場合や、情報流出のリスクを抑えたい場合は、以下の手順に沿って情報保護モードを利用しましょう。
iPhoneの場合※クリックして開く
「標準」を選択した場合、Gmailアプリを使用している受信者はパスコードなしでメールを開封可能です。
Gmailアプリを使用していない受信者にはメールでパスコードが送信されます。
「SMS パスコード」を選択した場合、受信者のSMS(ショートメッセージ)にパスコードが送信されます。
Androidの場合※クリックして開く
「標準」を選択した場合、Gmailアプリを使用している受信者はパスコードなしでメールを開封可能です。
Gmailアプリを使用していない受信者にはメールでパスコードが送信されます。
「SMS パスコード」を選択した場合、受信者のSMS(ショートメッセージ)にパスコードが送信されます。
パソコンの場合※クリックして開く
「SMS パスコードを使用しない」を選択した場合、Gmailアプリを使用している受信者はパスコードなしでメールを開封可能です。
Gmailアプリを使用していない受信者にはメールでパスコードが送信されます。
「SMS パスコード」を選択した場合、受信者のSMS(ショートメッセージ)にパスコードが送信されます。
【参考情報】
Google | 情報保護モードのメールを送信する、開く
Googleアカウントの不正ログインに備える
Googleアカウントに不正ログインされると、Gmailでやり取りしているメールの内容が流出したり、なりすましの被害にあったりする危険性があります。
不正ログインを防ぐために、以下のセキュリティ対策をしましょう。
Gmailの迷惑メールに関してよくある質問
Gmailの迷惑メールに関する機能でよくある質問をまとめました。
Gmailの迷惑メールフォルダが見つからないのですがどこで確認できますか?
Gmailの迷惑メールフォルダの場所はデバイスによって異なります。
以下の手順に沿って迷惑メールフォルダを探してみてください。
スマートフォン(iPhone/Android)の場合※クリックして開く
パソコンの場合※クリックして開く
もしくは、Gmailの検索バーに「in:spam」と入れて検索すると、迷惑メールフォルダに入っているメールを絞り込むこともできます。
Gmailの迷惑メールフォルダに入ったメールは何日で削除されますか?
Gmailの迷惑メールフォルダに入ったメールは30日経つと自動で削除されます。
自動で迷惑メールフォルダに振り分けられると受信通知が来ないので、重要なメールが迷惑メールフォルダに入っていないか定期的に確認しましょう。
Gmailで差出人をブロックすると相手にバレますか?
Gmailで特定の差出人をブロックしても、相手に通知などが届いてバレることはありません。
特定の差出人からのメールを受け取りたくないときは「特定の差出人をブロック」をしましょう。
Gmailに届く迷惑メールで被害を受けないために適切な対策をしよう
Gmailには、迷惑メールから個人情報などを守るための様々な設定が用意されています。
しかし、迷惑メールに対しては複数の対策を組み合わせることが重要なので、今回紹介した様々な対策を実践しましょう。
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