迷惑メール/迷惑SMS

迷惑メール内のURLやファイルを開いてしまったときの対処法【iPhone/Android/パソコン】

迷惑メールを開いてしまい、ウイルス感染などの被害にあわないか不安に思っていませんか?
メールを開くだけで何かの被害にあう可能性は低いですが、URLや添付ファイルを開いた場合は注意が必要です。

この記事では、迷惑メール内のURLや添付ファイルを開いたときの対処法や、迷惑メールの受信を防ぐ方法などを紹介します。

※本記事では広告メールや登録した覚えのないメールマガジン以外に、金銭を盗む目的の偽サイトのURLや不正プログラムを含むファイルが添付されているメールも含めて“迷惑メール”と記載しています。

迷惑メールは開くだけなら大丈夫?

迷惑メールと呼ばれているものには、フィッシングメールウイルスメール広告宣伝メールなどが存在します。

広告宣伝メールの場合は、基本的にメール本文を開いても問題ありません。

フィッシングメールやウイルスメールのような悪意を持った迷惑メールについても、本文を開いただけで金銭や個人情報を盗まれるといった危険性は低いです。(迷惑メールの詳しい分類はこちら )

一方で、絶対に安全であるとも言い切れず、具体的に以下のようなリスクが考えられます。

    • 迷惑メールの送信者に送信先のメールアドレスが使われていることが知られる
    • HTMLメールの場合は開いただけでウイルスに感染する可能性がある

※HTMLメール=メール内への画像や動画の挿入や、文字のフォントや色など自由に調節することが可能なメール

また迷惑メールの開封によるリスクは、基本的にスマートフォン(iPhoneやAndroid)とパソコンで共通しています。
あやしい迷惑メールを開いたことで不安を感じる場合は、念のためセキュリティ対策アプリでスキャンを行っておくと安心です。

もし迷惑メールに返信してしまった場合は、以下の記事を参考に対処してください。

【関連記事】

迷惑メール内のURLを開いてしまったときの対処法

迷惑メールの中には悪意を持った危険なものがあります。

具体的な例として、特定の企業やサービスを装ったメールに記載されているURLを開くと、個人情報や金銭を盗む目的の偽サイトに誘導されることが確認されています。
(このようなWebサイトを”フィッシングサイト”、フィッシングサイトへの誘導を目的としたメールを”フィッシングメール”と呼びます。)

大手通販サイトを装ったフィッシングメールの例
Amazonを装ったスマホのお支払い方法入力画面
大手通販サイトを装ったフィッシングサイトの例

誘導されたサイト上でクレジットカードの番号や暗証番号などを入力してしまうと、それらの情報が盗まれ、最終的に金銭被害にあう可能性があります。

あやしいサイトに誘導された場合には、情報の入力などを行わずにすぐにブラウザを閉じましょう。

万が一個人情報などを入力した場合は、以下のページを参考に対処してください。

【関連記事】

メールの件名や内容について詐欺報告や注意喚起の有無を確認する

    • 支払い方法を更新してください
    • お客様のお支払い方法が承認されません
    • 【○○カード 】重要なお知らせ
    • ○○ – ID登録確認

特にフィッシングメールの場合は、上記のようなタイトルで大量にばらまかれていることがあります。

届いたメールの件名が上記に該当する、もしくはそれに近いものだったときは、GoogleやYahoo!などでメールの件名や本文を検索すると、公式サイトの注意喚起が見つかるかもしれません。

メール送信元の企業の公式サイトやサポートページを確認する

特定の企業名やサービス名を装った偽メールの場合、公式サイトに注意喚起情報が掲載されていることがあります。

メールに記載されたURLは開かず、ブックマークや企業名で検索した結果から公式サイトを確認してください。

知り合いを装ったメールの場合、相手に事実確認を行う

知り合いからのメールにもかかわらず、言葉づかいや内容が不自然であるときは、ウイルスなどで端末を乗っ取られ、勝手にメールが送信されている場合があります。

知り合いからのメールであっても、少しでもあやしいと感じたら、電話などのメール以外の手段を使って、直接本人が送信したものであるか確認しましょう。

案内に従ってアプリをインストールした場合はアンインストールする

迷惑メールの案内に従ってアプリをインストールした場合は、すぐにアンインストールしてください。

端末がウイルスに感染している恐れがあるため、念のためセキュリティ対策ソフトでスキャンしましょう。

迷惑メールの添付ファイルを開いてしまったときの対処法

パソコンを狙った悪意のある迷惑メールには、ファイルが添付されていることがあります。
そのファイルは、ウイルスなどの不正プログラムを含むかもしれません。

ウイルスが添付されたメールの例

こうしたファイルを開くことで、パソコン内から個人情報が盗まれ外部へ送信されたり、メールを勝手に送信されたりして他の端末に感染を広げる可能性もあります。

具体的な事例として、「重要書類」「請求書」などのタイトルでOffice形式の文書ファイル(.docxや.xlsxなど)の中に、ウイルスが含まれていたことが確認されています。

このケースでは、マクロを有効にして開いてしまうと、ウイルスなどの不正なプログラムに感染する恐れがあり注意が必要です。

※マクロ:WordやExcelなどの文書ファイルを編集するときに、複数の操作を自動で一度に実行する機能のこと

迷惑メール内のURLやファイルを開いてしまった

もし、添付ファイルを開いても「コンテンツの有効化」ボタンは押さないでください。

迷惑メール内のURLやファイルを開いてしまった

マクロの設定を変更する方法は以下のページを参考にしてください。

【参考情報】
Microsoft| Microsoft 365 ファイルでマクロを有効または無効にする

万が一、怪しい迷惑メールの添付ファイルを開いてしまった場合は、以下の手順で対処しましょう。

1.セキュリティ対策ソフトでスキャンを行う

セキュリティ対策ソフトをインストールしている場合は、スキャンを実行し、ウイルスなどの不正なプログラムに感染していないかをチェックしましょう。

セキュリティ対策ソフトをインストールしていない場合は、トレンドマイクロが提供している無料のスキャンツール「オンラインスキャン」を使いましょう。

【参考情報】
トレンドマイクロ|無料で簡単ウイルスチェック

パソコンをオフラインにする

不正なプログラムによって外部に端末の情報を送信されないように、パソコンのインターネット接続を遮断しましょう。

パソコンのLANケーブルを外す、またはWi-Fiへの接続を停止することでパソコンをオフラインにできます。

セキュリティの専門企業や警察に相談する

IPA(独立行政法人 情報処理推進機構)は、一般的な情報セキュリティ(主にウイルスや不正アクセス)に関する技術的な相談に対してアドバイスを提供する「情報セキュリティ安心相談窓口」を設けています。

また、金銭的な被害を受けた可能性がある場合は、警察庁のサイバー犯罪の相談窓口に問い合わせてください。

迷惑メールが届くのを防ぐ対策

迷惑メールが届くのを防ぐためには、以下の対策が有効です。
また、対策実行後はメールを放置せずに削除しましょう。

  • 携帯キャリアやインターネットサービスプロバイダのフィルター設定をする
  • メールアプリの迷惑メール対策機能を利用する
  • セキュリティ対策アプリの迷惑メール対策機能を利用する
  • 単純すぎるメールアドレスは避ける
  • インターネット上でメールアドレスを公開しない
  • 運営元がわからないあやしいサイトやアプリを利用しない
  • 使用するメールアドレスを変更する

詳しい対処法は以下記事を参考にしてください。

【関連記事】

有名企業やサービスを装う迷惑メール/迷惑SMSの事例

迷惑メールや迷惑SMSの中には、有名企業やサービスを装って金銭や個人情報を盗むものが多数確認されています。
代表的な事例として、以下が確認されています。

●危険な迷惑メールの事例

日本郵政をかたった迷惑メール
日本郵政を装った迷惑メールの例
auを語った迷惑メール
auを装った迷惑メールの例

●危険な迷惑SMSの事例

KDDIを装ったSMSの例
国税庁をかたったSMS
国税庁を装ったSMSの例
詳細はこちら
その他の迷惑メール事例を確認する※クリックして開く

前述の事例以外にも、以下のような有名企業・サービスを装った危険な迷惑メールが確認されています。

あやしいと感じたら、検索エンジンやブックマークから公式サイトで注意喚起が出ていないか確認しましょう。

メルカリをかたった迷惑メール
メルカリを装った迷惑メールの例①
詳細はこちら
メルカリをかたった迷惑メール
メルカリを装った迷惑メールの例②
docomoをかたった迷惑メール
docomoを装った迷惑メールの例
ヤマト運輸をかたった迷惑メール
ヤマト運輸を装った迷惑メールの例
詳細はこちら
ETCをかたった迷惑メール
ETCを装った迷惑メールの例
詳細はこちら
エポスカードをかたった迷惑メール
エポスカードを装った迷惑メールの例

迷惑メールが届く理由と原因

迷惑メールには、大きく分けて、広告宣伝メール、フィッシングメール、ウイルスメールがあります。
これらはメールだけでなく、SMS(ショートメッセージ)を利用して送信される場合もあります。

ここでは各迷惑メールの届く理由と原因を解説します。

●広告宣伝メール
サービスの利用や商品の販売などの勧誘を目的としたメールです。

広告宣伝を目的としているため、全てが危険なメールではありません。

しかし、中には広告宣伝を装って、悪質なオンラインショップや詐欺サイトへ誘導するケースもあります。

●フィッシングメール
フィッシングメールは、特定の企業やサービスを装った詐欺サイトへの誘導を目的としたメールです。

詐欺サイトでIDやパスワード、クレジットカード情報などを入力させることで個人情報や金銭を盗み取ることを狙っています。

大手通販サイトや金融機関、携帯キャリアなどからのメールやSMSを装う手口が確認されています。

●ウイルスメール
ウイルスメールは、受信者のパソコンやスマホなどの端末をウイルスなどの不正なプログラムに感染させることを目的としたメールです。

感染した端末から個人情報が流出したり、データが消去されたりする被害が確認されています。

迷惑メールの分類や届く目的などの詳細は、以下の記事を参照してください。

【関連記事】

悪意のある迷惑メールから身を守るための習慣

迷惑メールが届いても、以下の習慣や対策を実践することで被害を抑えられる可能性があります。

事前対策を行い、危険な迷惑メールを受信した場合に備えましょう。

    • あやしいメールそのものや、本文中のURL、添付ファイルを開かない
    • OSやソフトを最新の状態に保つ
    • セキュリティ対策ソフトを利用する

※OS(オペレーティングシステム)=WindowsやiOSなどのパソコンやスマートフォン(以下スマホ)を動かす土台となるソフトウェアのこと

特に、セキュリティ対策アプリには不正プログラムへの感染や、偽サイトへのアクセスを未然に防ぐ機能があります。

迷惑メール内の添付ファイルやURLが安全かどうか判別することが難しいため、より安全にインターネットを利用するために導入を検討しましょう。

Trend Micro Check(iOS/Android)

【Trend Micro Checkで偽サイトをブロック!】

Trend Micro Checkはネット詐欺や詐欺電話をブロックする詐欺対策専用アプリです。

個人情報や金銭を狙うフィッシングサイトや、不正アプリをダウンロードさせるサイトなどの、不正なサイトへのアクセスをブロックします。

※ iOS・iPadOSではSafariのみ対応

以下のアプリストアより、無料でインストールしましょう。

QRコードからアプリをインストールする

Trend Micro Checkのその他の機能(クリックして詳しく見る)
詐欺メッセージ対策

詐欺の可能性があるメッセージをSMSフィルタで識別し、迷惑メッセージフォルダに自動で振り分けます。

詐欺チェック(生成AIによる詐欺判定)

怪しいWebサイトやテキストメッセージ、オンライン広告をスクリーンショットで撮影し、その写真をTrend Micro Checkに送信すると、詐欺の可能性がないか、AIがチェックします。

詐欺電話対策

発信および着信時に特殊詐欺の疑いがある場合は画面上に警告を表示します。ブロック設定を有効にすることで、発着信の自動的な切電も可能です。

※iPadOSでは詐欺電話対策はご利用いただけません。iOSでは発信時のブロック(自動的な切電)はご利用いただけません。

ディープフェイクスキャン(ベータ版)

ビデオ通話やライブ配信において、ディープフェイクによるなりすましの可能性がある際は警告を表示します。LINE、Instagramなどの、ビデオ通話機能やライブ配信機能があるアプリ各種でご利用いただけます。

ウイルスバスター(Windows/Mac)
日本の個人ユーザを狙ったネット詐欺サイトブロック率No.1

ウイルスバスター クラウド(Windows/Mac)は、AI技術でさらに進化した多層防御でウイルスなどの不正プログラムへの感染を未然に防ぎます。
さらに「Web脅威対策」によって、個人情報や金銭をだまし取る目的のネット詐欺サイト(偽サイト・詐欺サイト)へのアクセスをブロックします。
ウイルスバスター クラウドは⽇本の個人ユーザを狙ったネット詐欺サイト*でのブロックテストにおいて97%をブロックし、テスト対象の5製品においてブロック率1位を獲得しています。

*検体のカテゴリーとその最低限の数量をトレンドマイクロで設定。
※出典:Flatt Security によるセキュリティ製品(Windows 11)の性能検証 (2021年12⽉)
⽇本市場における Windows 版セキュリティ製品をそれぞれ別の Windows 11 端末にインストール。⽇本向けのネット詐欺サイトについて、優先度ごとに定めたカテゴリーとその最低限の数量に基づき、テスト時に有効な521サイトを2021年12⽉3⽇〜2021年12⽉9⽇に抽出し、テスト対象5社の製品でのブロック数を集計。ブロックされたサイトを全サンプル数で除して検出率を算出。

【主な機能】※全ての機能一覧はこちら
・ウイルス対策
・ネット詐欺対策
・プライバシー保護
・保護者による使用制限 など

ウイルスバスタークラウド(Windows/Mac)無料体験版

※Windows8.1以上のOSをお使いの方はMicrosoft Storeからもダウンロードできます。

あやしい迷惑メールのURLや添付ファイルを開いた場合は適切な対処法をとろう

迷惑メールの開封だけでは、何かしらの被害にあう可能性は低いです。
また全ての迷惑メールが危険というわけではありません。

しかし本文のURLや添付ファイルを開いてしまった場合には、セキュリティ対策アプリによるスキャンを行うなど、本記事で紹介した対処を行いましょう。

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    ウイルスバスター
    セキュリティトピックス

    ウイルスバスター セキュリティトピックスは巧妙化、多様化するサイバー攻撃やネット詐欺などの脅威からお客さまを守り、安全に、安心してインターネットを活用いただくためのセキュリティ情報を提供するサイトです。
    運営会社:トレンドマイクロ株式会社

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    • Windows8.1以上をお使いの方は、Microsoft Storeからもダウンロードできます。
    • 無料体験版をご利用の際は、クレジットカードの登録不要!
    • 30日無料体験版は、無料体験期間終了後、自動で有償版に切り替わることはございません。
    • Windows版とMac版ではご利用いただける機能が異なります。詳しくは機能一覧をご覧ください。
    • TREND MICRO、およびウイルスバスターはトレンドマイクロ株式会社の登録商標です。
    • 「Android」、「Google Play」はGoogle LLCの商標です。
    • 「iOS」、「iPadOS」、「MacOS」、「App Store」はApple inc. の商標です。
    • 「Microsoft」はMicrosoft Corporation の商標です。
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