自分の名前やメールアドレスをかたった迷惑メールが届いて、不安に思ったり、どんな仕組みか気になったりしていませんか?
この記事では、自分のメールアドレスが書かれた迷惑メールが届く理由、送信者の目的、受信した場合の対処法、また届かないようにするための対策を解説します。
自分のアドレスが書いてあり驚くと思いますが、落ち着いて対処しましょう。
自分のメールアドレスが書いてある迷惑メールとは
自分宛てにメールを送った覚えがないのに、差出人(From欄)が自分のメールアドレスになっている不審なメールは、第三者があなたになりすましたメールである可能性が高いです。
自分のメールアドレスから送られたように見えますが、実際にはそこから送信されているわけではありません。
送信者は恐怖心をあおるため、あなたのメールアドレスを使っている
送信者は、あなたのメールアドレスをかたった迷惑メールを送ることで恐怖心をあおり、興味を引くことを狙っています。
苦情の返信をしても迷惑メールの送信者に届く可能性は低く、メールの送信を止める効果は期待できないでしょう。
あなたのメールアドレスで迷惑メールをばらまいている可能性は低い
あなたになりすました迷惑メールは、送信元を偽装して送信されているにすぎません。
第三者があなたのメールアドレスで迷惑メールをばらまいている可能性は低いでしょう。
そのため、自らが加害者として迷惑行為に加担していることを心配する必要はありません。
送信者が迷惑メールを送ってくる目的
送信者は、恐怖心をあおるために、あなたになりすまして迷惑メールを送っています。
送信者が迷惑メールを送る目的は、主に2つあります。
1つ目は、フィッシングサイトへの誘導です。
特定の企業やサービスを装い、IDやパスワード、クレジットカード情報などを入力させ、金銭を盗み取る目的のWebサイトをフィッシングサイトと呼びます。
実在する金融機関や通販サイトからのメールを装った事例や、宅配事業者を装った不在通知のSMS(ショートメッセージ)を装って、フィッシングサイトへの誘導を狙っています。
フィッシングサイトを使わず、仮想通貨を直接送金させる手口も確認されています。
2つ目の目的は、ウイルスなどの不正プログラムのばらまきです。
迷惑メールに添付したファイルを開かせることで、受信者のパソコンやスマートフォン、タブレットなどの端末をウイルスなどの不正なプログラムに感染させることを狙っています。
感染した端末を遠隔操作したり、その端末からさらに第三者に迷惑メールを送りつけたりすることで、被害を拡大させる例もあります。
【関連記事】
あなたのメールアドレスが迷惑メールの送信者に知られている理由
あなたのアドレスを偽装した迷惑メールが届く理由として、何かしらの方法で送信者にメールアドレスを知られている可能性が挙げられます。
多くの場合、以下のような手段であなたのアドレスを知った可能性があります。
【関連記事】
お使いのメールアドレスの流出が気になる場合は、メールアドレスの流出有無を調べてみましょう。
メールアドレスの流出を確認できるサービスとして、トレンドマイクロは、ウイルスバスター チェック!を無料で提供しています。
このLINE公式アカウントと友だちになってメニューからメールアドレスを入力すると、そのメールアドレスとそれに紐づく他の個人情報がインターネット上に流出しているかどうかを簡単に調べることができます。
ウイルスバスター チェック!(無料)
以下の「友だち追加はこちら」をタップするとLINEアプリが起動します。
パソコンをお使いの場合は友達追加用のQRコードがポップアップ表示されます。
もし自分のメールアドレスが流出していたら?
※クリックして対処方法を見る
メールアドレスが流出している場合、悪意のある第三者があなたのメールアドレスを知っている状態のため、今後も迷惑メールが届き続けるおそれがあります。
またお使いのSNSや通販サイトのアカウントに推測されやすいパスワードを使用していると、流出したメールアドレスと推測されたパスワードを使って不正ログインをされる危険があります。
万が一不正ログインをされると、アカウントに登録している個人情報やデータの流出や、通販サイトでの勝手な注文やSNSのなりすまし投稿などの被害につながる可能性があり、事前の予防策が必要です。
トレンドマイクロ ID プロテクション(iOS/iPadOS/Android/Chrome/Edge)は、あなたの個人情報やパスワードを安全に管理し、不正アクセスや情報流出による被害を未然に防ぎます。
メールアドレス、クレジットカード情報などの個人情報流出の有無を常時監視し、万が一流出を確認した場合、セキュリティアドバイザーがメール・電話にて対処方法を支援します。
※ 情報の流出や不正利用時の対処支援は問題解決のご支援を行うためのもので、問題解決を保証するものではありません。
・個人情報漏えい監視
メールアドレス、クレジットカード情報などの個人情報がインターネットやダークウェブに流出していないかを常時監視できます。
・情報流出時の対処支援
モニタリングしている個人情報の流出が確認された場合、セキュリティアドバイザーによりメール・電話にて対処方法の支援を受けることができます。
・パスワード管理
IDやパスワードを安全に記憶し、一括管理。
最高レベルの暗号化方式であるAES 256bitでデータを保護します。
パスワードを簡単かつ安全に生成することも可能です。
・SNSアカウントのプライバシー保護
SNSアカウント(Google/Facebook/Instagram)に不正利用があった場合に、お客さまのメールに通知したり※1、アカウントのプライバシー設定が安全であるかチェックしたりできます。※2
※1 すべての不正利用を検知することを保証するものではありません。Google および Facebook、Instagramが対象です。
※2 Windows および Mac のブラウザ拡張機能でのみご利用いただけます。
・インターネット利用時のプライバシーの保護
追跡型広告に利用されるWeb閲覧履歴など、広告主や攻撃者による情報収集を防止することで、お客さまのプライバシーを守ります。
・危険なWebサイトを警告
閲覧しているWebサイトが個人情報を盗む不正サイトでないか確認し、不正サイトと判定した場合に警告します。
Chrome および Edge のブラウザ拡張機能でのみご利用いただけます。(Windows/Macデバイスのみ対応)
トレンドマイクロ ID プロテクション(iOS/iPad OS/Android)無料体験版
トレンドマイクロ ID プロテクション(Chrome/Edge 拡張機能)無料体験版
怪しい迷惑メールが届いたときの対処法
怪しい迷惑メールを受信した場合の対処法は、段階別に次の2つに分けられます。
以下のどちらの場合に当てはまるかを判断し、それぞれ適切な対処を行いましょう。
・怪しい迷惑メールが届いたとき
悪意のある迷惑メールを受信しただけでは、被害にあう危険性は低いです。
メールを開かずそのまま削除しましょう。
・怪しい迷惑メールを開いてしまったとき
悪意のある迷惑メールの本文を読むだけでは、被害にあう可能性は高くありませんが、添付ファイルや記載されているURLを開いた場合は注意が必要です。
迷惑メールを開いてしまった場合の詳しい対処法は、以下の記事を参照してください。
【関連記事】
悪意のある迷惑メールの被害を防ぐための対策
悪意のある迷惑メールの被害を防ぐ対策は、主に次の2通りに分けられます。
・悪意のある迷惑メールの受信そのものを防ぐ方法
各種フィルター機能を利用して、迷惑メールをブロックしましょう。
迷惑メールのフィルター機能は、携帯キャリアやISP(インターネットサービスプロバイダー)が提供しているサービスのほか、メールアプリやセキュリティ対策ソフトなどにも備わっています。
【関連記事】
・悪意のある迷惑メールによる個人情報流出などの被害を防ぐ方法
悪意のある迷惑メールを受信したり、本文を読んだりするだけでは、被害にあう可能性は高くありません。
多くの場合、ウイルスなどの不正プログラムが仕込まれた添付ファイルを開いてしまったり、本文中に記載された個人情報を盗み取るための偽サイト上に情報を入力してしまったりすることが要因となります。これらを不用意に開かないようにしましょう。
そのほかOS※やソフトのセキュリティの脆弱性(ぜいじゃくせい:プログラムの弱点)を狙った手口もあるため、OSは最新の状態に保つことを心掛け、セキュリティ対策ソフトを利用して安全性を高めておきましょう。
※OS(オペレーティングシステム)=WindowsやiOSなどのパソコンやスマホを動かす土台となるソフトウェアのこと
【スマートフォン向けのセキュリティ対策アプリのご紹介】
ウイルスバスター モバイル(iOS/iPad OS/Android)は、AI技術でさらに進化した「Web脅威対策機能」で危険なWebサイトへのアクセスをブロックし、ネット詐欺の被害を未然に防ぎます。
また「不正アプリ対策」によって、人気アプリや有名企業を装った不正アプリのインストールを防ぎます。※「不正アプリ対策」はAndroid版でご利用いただけます。
[主な機能]※全ての機能一覧はこちら
①Web脅威対策
②不正アプリ対策(Androidのみ)
③SMSスキャン
ウイルスバスター モバイル(iOS/iPadOS/Android)無料体験版
【パソコン向けのセキュリティ対策ソフトのご紹介】
ウイルスバスター クラウド(Windows/Mac)は、AI技術でさらに進化した多層防御でウイルスなどの不正プログラムへの感染を未然に防ぎます。
さらに「Web脅威対策」によって、個人情報や金銭をだまし取る目的のネット詐欺サイト(偽サイト・詐欺サイト)へのアクセスをブロックします。
ウイルスバスター クラウドは⽇本の個人ユーザを狙ったネット詐欺サイト*でのブロックテストにおいて97%をブロックし、テスト対象の5製品においてブロック率1位を獲得しています。
*検体のカテゴリーとその最低限の数量をトレンドマイクロで設定。
※出典:Flatt Security によるセキュリティ製品(Windows 11)の性能検証 (2021年12⽉)
⽇本市場における Windows 版セキュリティ製品をそれぞれ別の Windows 11 端末にインストール。⽇本向けのネット詐欺サイトについて、優先度ごとに定めたカテゴリーとその最低限の数量に基づき、テスト時に有効な521サイトを2021年12⽉3⽇〜2021年12⽉9⽇に抽出し、テスト対象5社の製品でのブロック数を集計。ブロックされたサイトを全サンプル数で除して検出率を算出。
【主な機能】※全ての機能一覧はこちら
・ウイルス対策
・ネット詐欺対策
・プライバシー保護
・保護者による使用制限 など
ウイルスバスタークラウド(Windows/Mac)無料体験版
自分のアドレスから届いた迷惑メールは悪意のあるなりすまし!開かず削除しよう
身に覚えのない「差出人が自分のアドレスのメール」は、なんらかの手段でアドレスを入手した第三者がなりすまして送信した迷惑メールの可能性が高いです。
恐怖をあおって関心を向かせ、ウイルスなどの不正なプログラムが仕込まれた添付ファイルを開かせます。
受信したメールはすぐに削除し、今後受信しないよう適切に対処しましょう。
同じカテゴリの人気記事
無料体験版のご紹介
パソコンやスマホのセキュリティ対策が気になるときは・・・
まずは30日間、無料体験してみませんか?
スマホ・タブレットをお使いのお客さま
(Android/iOS/iPadOS)
パソコンをお使いのお客さま
(Windows/MacOS)
- ※無料体験版をご利用の際は、クレジットカードの登録不要!
- ※30日無料体験版は、無料体験期間終了後、自動で有償版に切り替わることはございません。
- ※Windows版とMac版ではご利用いただける機能が異なります。詳しくは機能一覧をご覧ください。
- TREND MICRO、およびウイルスバスターはトレンドマイクロ株式会社の登録商標です。
- 「Android」、「Google Play」はGoogle LLCの商標です。
- 「iOS」、「iPadOS」、「MacOS」、「App Store」はApple inc. の商標です。
- 「Microsoft」はMicrosoft Corporation の商標です。